Spawn スポーン

ベルギースタイルのクラシックなセゾンをベースにしつつ、アメリカンホップなども組み合わせることで、ポップな印象も。瓶内二次発酵ならではの抜けの良い発酵系の香りや、強めの炭酸感が実に心地よく、シャープかつ明るい味わいとなりました。1本の瓶の中での味わいのグラデーションも楽しんでみてください。

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瓶内二次発酵で仕上げたHoppy SaisonのSpawnができました。
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大瓶シリーズの中核を担うはじめの1本として、Spawnは生まれました。パシフィックが大瓶ビールに取り組む理由の一つに「ベルギースタイルのビールの魅力を再現し、伝える」というものがあります。味の多様性、歴史の深さ、どこをとっても唯一無二なベルギーという国のビールの文化。
クラフトビールという言葉と共に訪れた、IPAブームの波に飲まれそうになりながらも、本物の良さは廃れないものです。
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言葉を選ばずにいうと、なんちゃってベルギースタイルから一線を画したベルギーの根っこのところを表現したいと思いこのビールをつくりました。ただ、決してそれはクラシックスタイルの懐古ではなく、明るく、楽しみやすいカジュアルさも纏って表現できたらもっと良いだろうと思っています。
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なによりベルギースタイルのビールを語る上で欠かせないのが容器内二次発酵にあると感じています。化学的根拠があるものも、感覚的な部分もひっくるめて、です。
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このビールはとてもクラシックなベルギースタイルのつくりを柱としています。ベルギー産の麦芽と、ヨーロッパのホップ、そして古典的な仕込み方法など。それらをベースとしながら、アメリカ産のホップでドライホップをするなどして今の気分に合うような仕上がりを目指しました。
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味わいですが、瓶内二次発酵らしいラムネのような弾ける明るいアロマやホップからなるオレンジや樹脂系の香りも。口に含むと強めの炭酸がホップの香りをすーと運びつつ、奥行きのあるモルトの甘味が余韻としてつづきます。苦味もはっきりとしていますが、思わずもう一口飲みたくなるようなバランス感で、とても気持ちの良いビールとなりました。
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大瓶=特別なビールというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、このビールは別にそんなことはないです。ベルギーの日常を気軽に楽しんでもらうべくつくったビールなので、どうか皆さん気負うことなくスポーン！とやってくれましたら嬉しいです。

（生産者資料より）