núll ヌル

松本の和食屋「餐」との共作ビール。第一弾は、春。
長い冬の終わりを告げる山菜のようなフレッシュさと、ほろ苦さをもった生命力を感じるビールです。

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終わりは始まりで
始まりは終わりで
いつでもここに帰って来れるように
また季節が思い出させてくれるように

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⁡【奇を衒わず、季を照らす】をコンセプトに松本の和食屋「餐」と共につくりあげていくビール。⁡
第一弾は、春。長い冬の終わりを告げる山菜のようなフレッシュさと、ほろ苦さをもった生命力を感じるビールを目指して。

季節感を大切にしながらも、闇雲に要素を積み上げるのではなく、原材料や製法に真っ直ぐと向き合い、決して奇を衒うことなくシンプルな表現を心がけました。

麦芽はベルギー産のPilsner Malt、ホップはチェコ産のSaazホップとそれぞれ1種類のみ。これをベルギー系の酵母で、穏やかに、かつ華やかに醸しています。
瓶の中で再度発酵させる伝統的な手法で仕上げることで、穏やかな発酵とともにその熟成の過程も楽しめます。
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明るい色の見た目に、やや強めの発泡感のある味わいで、炭酸を残しながらタンブラーなどで飲むとシャープな印象が引き立ち、慣れ親しんだラガービールのような爽快感を感じられます。またワイングラスのように香りが取りやすいものに注ぐと、より華やかな味わいも楽しめます。
麦芽の穏やかな香ばしさや甘さ、ホップからなる適度な苦味が心地よく、和食を初めとした食事のシーンを一層引き立てるような存在です。

世の中の多くのものがすごい早さで消費されていくのを日々実感します。お酒も料理も鑑賞するのではなく、いつかは消費されるものなので、正しい在り方なのかもしれませんが、生涯を賭けてものつくりに真っ直ぐ向き合う姿勢というのが、これからとても大切になっていくと思います。サケとメシ。切っても切り離せない関係である僕らが、互いに刺激を与えながら、新しい時代を築きあげていくための第一歩。是非、ご賞味ください。

包装紙のデザインは餐のロゴデザインも手がけた、線画家の吉田薫さんによるものです。