NAKATSU GIN 黄柚子
NAKATSU GIN 黄柚子
商品名:NAKATSU GIN 黄柚子 / ナカツ ジン 黄柚子 生産者:中津川蒸留所 生産地:岐阜県 使用スピリッツ:チコリスピリッツ(自社生産) 使用ボタニカル:黄柚子(岐阜県産)、ジュニパーベリー(北マケドニア産)、チコリルート(長野県、北海道産) アルコール度数:50% 保存方法:常温 |
◆生産者資料
岐阜県恵那市笠置町。青柚子を収穫してからちょうど一か月。11月初頭。今度は完熟した黄柚子の収穫期です。黄柚子は青柚子と違い最盛期は1か月とやや長いようです。笠置ゆず組合では黄柚子を使って様々な食品に加工しています。主に果汁を使いますがその過程で皮が出てきます。この皮が香りがよく、様々な物の香りの素として利用されます。この皮を分けていただきました。
こちらは青柚子と違い、皆さんの想像するいわゆる柚子の優しい柑橘の香り。刺激やかどが取れてほんわかする香りですね。青柚子と黄柚子ではまったく別の柑橘類になるんです。黄柚子は切るとたくさんの種子が出てきます。この種子の周りがすごい油分。ベタベタどころではなく手に着いたらなかなか取れないくらい。何かしらジンにもいい影響を与えていそうですね。
瓶に入ってしまうと良く分かりませんが、蒸留液はやや青っぽい。香りは非常にまろやか。柑橘特有の刺激的な香りはほとんどありません。優しい香りですが、しっかりと柚子の個性は健在です。飲むとフルーティ。どこかしら甘みも感じ、和のテイストです。やっぱり柚子って「日本」なんですかね。
※「NAKATSU GIN」は主原料を多めに仕込んでいる為、品温が下がる季節には白く濁ることがあります。また、氷を入れたり、水やソーダで割るとかなり白く濁りますが品質には問題ありません。
◆ラベルコンセプト
今回は特別に、柚子の産地である笠置町の自然をモチーフに全体を描きました。
柚子は日本を代表する柑橘なので、「和」をイメージしたデザイン。
昭和初期のマッチの箱のようなデフォルメされたタッチの日本のイメージ。
山は恵那山ではなく、笠置町の笠置山。別名、寝弘法といって、弘法大師が寝転がっているといわれています。上の両隅にはペトログラフと呼ばれるピラミッド状の石。この笠置山にはこの石が点在しています。
これは有史以前に人為的に石に刻まれた古代文字。歴史ロマンの山なんです。そして、笠置山から流れる川を泳ぐ鮎。ちょうど柚子の季節、落ち鮎となって黄色く染まるんです。
そろそろ秋も終わり長い冬を迎えます…。
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▼中津川蒸留所(生産者の商品一覧)
中津川蒸留所は岐阜県の東部に位置する中津川市で一つの蒸留機でジンを蒸留している小さな蒸留所です。
ジンの原料であるボタニカルの素材はなるべく地元に近い素材を使用し素材提供をする生産者の顔が見える様な造りをポリシーにしており、納得のいくボタニカルを最高の状態で仕入れ、そして自分たちの手でベース(チコリ焼酎)になる原酒からじっくりと仕込み、蒸留、瓶詰め、ラベル貼付に至るまで一貫して数人の人員が手作業で製造しています。
季節ごとに旬のボタニカルを見つけてジンを作る。ほとんどがその時期だけの製造ということになりますし、次の年同じボタニカルで製造できないということもあるかもしれません。しかし、ジンの素材は無限だと考えています。色んな素材をあれこれと想像しながらジンを作っていきたいと考えています。
蒸留される繊細で香り、味わい深いGinを造る、業界からも、いち目置かれる今注目の蒸留所です。
(生産者資料より一部抜粋)