NAKATSU GIN 青柚子
NAKATSU GIN 青柚子
商品名:NAKATSU GIN 青柚子 / ナカツ ジン 青柚子 生産者:中津川蒸留所 生産地:岐阜県 使用スピリッツ:チコリスピリッツ(自社生産) 使用ボタニカル:青柚子(岐阜県産)、ジュニパーベリー(北マケドニア産)、チコリルート(長野県、北海道産) アルコール度数:50% 保存方法:常温 |
◆生産者資料
岐阜県恵那市笠置(かさぎ)町。木曽川沿いの急峻な山地にはたくさんの柚子の木が自生しています。樹齢100年にもなる木は古くから垣根代わりに庭先に植えたり、それが自生したり。今は植樹された木を笠置ゆず組合の皆さんが管理しています。
この地域は平たんな場所がなく、南は木曽川、すぐ北は山地。ですが、南向き斜面ゆえ、日当たりがよく温暖で水はけがよいので、柚子の栽培にはもってこい。
まだ熟していない青い柚子は例年10月初旬あたりの一瞬が最盛期。ちょっとでも冷えが続くと黄色く熟してしまうそうです。
タイミングを見て収穫した青柚子はすぐに蒸留所へ持ってきてすぐに皮をむいて、今回はその皮のみを使いました。
青柚子はまず香りが非常にスパイシー。コショウや山椒のように刺激的。そして、皮の部分はかなりオイルが多いようで、むいている手が脂っぽくベタベタになるくらい。
ジンにはこのようなボタニカル由来のオイルが必須です。このオイルがアルコールに溶けて旨味や個性としてジンの顔となるからです。瓶詰め後、常温でも中身がやや濁って見えます。やはりうまみ成分であるオイルがかなり溶け込んでいるようです。
青柚子の刺激的な香りとスパイシーな爽快感が楽しめそうです。
※「NAKATSU GIN」は主原料を多めに仕込んでいる為、品温が下がる季節には白く濁ることがあります。また、氷を入れたり、水やソーダで割るとかなり白く濁りますが品質には問題ありません。
◆ラベルコンセプト
今回は特別に、柚子の産地である笠置町の自然をモチーフに全体を描きました。
柚子は日本を代表する柑橘なので、「和」をイメージしたデザイン。
昭和初期のマッチの箱のようなデフォルメされたタッチの日本のイメージ。
山は恵那山ではなく、笠置町の笠置山。別名、寝弘法といって、弘法大師が寝転がっているといわれています。上の両隅にはペトログラフと呼ばれるピラミッド状の石。この笠置山にはこの石が点在しています。
これは有史以前に人為的に石に刻まれた古代文字。歴史ロマンの山なんです。そして、笠置山から流れる川を泳ぐ鮎。ちょうど柚子の季節、落ち鮎となって黄色く染まるんです。
そろそろ秋も終わり長い冬を迎えます…。
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▼中津川蒸留所(生産者の商品一覧)
中津川蒸留所は岐阜県の東部に位置する中津川市で一つの蒸留機でジンを蒸留している小さな蒸留所です。
ジンの原料であるボタニカルの素材はなるべく地元に近い素材を使用し素材提供をする生産者の顔が見える様な造りをポリシーにしており、納得のいくボタニカルを最高の状態で仕入れ、そして自分たちの手でベース(チコリ焼酎)になる原酒からじっくりと仕込み、蒸留、瓶詰め、ラベル貼付に至るまで一貫して数人の人員が手作業で製造しています。
季節ごとに旬のボタニカルを見つけてジンを作る。ほとんどがその時期だけの製造ということになりますし、次の年同じボタニカルで製造できないということもあるかもしれません。しかし、ジンの素材は無限だと考えています。色んな素材をあれこれと想像しながらジンを作っていきたいと考えています。
蒸留される繊細で香り、味わい深いGinを造る、業界からも、いち目置かれる今注目の蒸留所です。
(生産者資料より一部抜粋)