山田錦千本桜 熟成紅はるか 2023

◆生産者資料
都城産「紅はるか」を貯蔵・熟成させ仕込んだ芋焼酎です。
2020年に蔵の中に生芋専用の貯蔵庫を建設しました。この施設で収穫したてのサツマイモを一定の条件（湿度、室温、酸素濃度）の環境で貯蔵させると、芋自体の糖化酵素が働き、一部のデンプンが当に変化いたします。この作用は、冬の寒さへの耐性を増すためと言われております。
こうして十分に糖化させたサツマイモを焼酎の原料として仕込むと、様々な芋焼酎の香り成分の含有量が増え、これまでにない甘い香りを強く感じる芋焼酎ができます。
柳田酒造の芋焼酎造りの最近のテーマは「甘味が強い芋焼酎を造ること」です。
昨年度は収穫したてのフレッシュなサツマイモを使用した仕込みはわずか一仕込みのみで、残りは全て熟成芋でした。蒸留においても、甘い焼酎が垂れるように試行錯誤しながら今回も自ら蒸留器を改造しました。
改良された今年の「山田錦千本桜 熟成紅はるか2023」は、発売に先駆けて出品したTWSC2023において金賞を獲得することができました。お湯割りだけでなく、ロックでも十分に甘さを感じることができます。