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柳田酒造

千本桜 熟成紅はるか 2025

千本桜 熟成紅はるか 2025

通常価格 ¥1,650 円
通常価格 セール価格 ¥1,650 円
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税込
容量
商品名:千本桜 熟成紅はるか 2025
生産者:柳田酒造
生産地:宮崎県
タイプ:芋焼酎
芋:熟成紅はるか
酵母:鹿児島5号
アルコール度数:25%


都城産の「紅はるか」を自社の貯蔵庫で一定期間貯蔵し糖化させて仕込んだ芋焼酎です。
サツマイモにはたくさんのデンプンが含まれております。一定期間貯蔵させることでサツマイモは、自身の酵素(主にアミラーゼ)によってデンプンを糖に分解します。糖化に適した条件は温度が15℃プラスマイナス2~3℃です。
これ以上寒いと低温障害で腐ってしまいます。さらには湿度が85%~90%必要です。サツマイモの貯蔵中にこの温度と湿度を与えることで、数週間から数カ月かけてゆっくりと糖が増えていきます。この条件は土の中に近い環境と言われております。 
サツマイモが土の中で糖化する理由は「冬を越すため、生き延びるための知恵」という解釈もあります。
サツマイモの実は「次の年の春に子孫を残すために、芽を出すためのエネルギーを貯えている部分」です。ところが水分も多いことから凍りやすい特徴があります。凍ってしまうと細胞を壊して死んで しまいます。そのためサツマイモは糖濃度をあげて凍りづらい体に変えていきます。糖が「天然の不凍液」のような役割を果たしてくれるからです。浸透圧も保てることで寒さに強くなり、生きたまま冬を越しやすくなります。つまり、秋にたっぷりと貯えたデンプンを、寒くなるにつれて徐々にデンプンを糖に変え、自身の細胞を守りながら、春がくるまで、土の中でじっと耐えているのです。サツマイモの糖化は、甘さを造るのが本来の目的ではなく、自分が冬を生き延びるための生存戦略であると言えます。
こうして糖化させたサツマイモを焼酎の原料として仕込むことで、様々な芋焼酎の香り成分の含有量が増え、これまでにない芳醇な香りと強い甘さを感じる芋焼酎となります。当蔵で製造した焼酎を宮崎県食品開発センターで分析を行ってもらった結果、芋焼酎の特徴を表す香り成分が明らかに増加することが結果にはっきり表れました。芋焼酎の甘い味わいに最も貢献しているβ-ダマセノンの値も増加していることがわかっております。
今回の紅はるか製の焼酎は、お湯割りにすると蒸したての甘い芋の香りと、あと口に焼き芋の香ばしさを抜群に感じる仕上がりとなっております。

(生産者資料より)

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