仙禽一聲 2024

プレミアムシリーズ「仙禽一聲（せんきんいっせい）」。
協会901酵母を駆使する場合、上質で滑らかな仙禽一聲を目指すには仙禽最大の特徴である「酸」をどのように表現するかを脳内にイメージして挑みます。パリッとした酸ではなく、重厚な酸でもない、モダンやクラシックよりも一歩前に出ている一聲の甘味に対し、「甘味に骨格をもたらす、輪郭をつけてくれる酸」を特徴としています。（ボヤッとした甘味ではない、ということです。）
お米が溶けない場合は、洗米時によく吸水させることが常ですが、そうするとお酒がボケます。
発想の逆転で、割れる溶けないお米を思いっきりシメ（洗米時に吸水させない）、使用する仕込み水を限りなく少なくし、濃厚もろみでありつつ低温に強い901酵母の力を信じ超低温発酵で過ごす事により、お米本来の、山田錦の本質を全面に出し上質で滑らかな一聲に仕上げる事に成功しました。
仙禽の徹底したルールですが、上槽→翌日瓶詰→即日火入れを行うことによりその品質は、無事に安全に瓶の中へ閉じ込められています。
開栓した時の芳醇な仙禽一聲の香りと甘味、それらにしっかりとした輪郭をもたらす酸をお楽しみください。
仙禽一聲。「鶴のひと声」を体感ください。
（生産者資料より）

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