ロカイユ・ビリー 2022
ロカイユ・ビリー 2022
商品名:ロカイユ・ビリー 2022 生産者:ノーコントロール 生産地:フランス / オーヴェルニュ タイプ:赤 品種:ガメイ・ド・ボジョレー50%、ガメイ・ド・オーヴェルニュ50% アルコール度数:12.5% |
花崗岩土壌のガメイ・ド・ボジョレーとガメイ・ド・オーヴェルニュでエレガントながらも力強いワインを表現したロカイユ・ビリー。
同じ品種を使うフュージョンとの違いについて、ヴァンサン曰く、ユーラシアプレートの母岩である花崗岩土壌にダイレクトに触れるロカイユ・ビリーはふくよかで力強い味わいをもたらすのに対し、フュージョンは土壌が火山灰で構成されており、より軽くエレガントな味わいに仕上がる傾向があるとのこと。
2022年は、2020年同様太陽に恵まれたが、2020年よりも乾燥していた。幸い、ブドウの房が多かったおかげで例年並みの収量に達したが、水不足によりブドウの房自体は小さかった。醸造は、ブドウの窒素不足により冬の間は発酵がスタッグしたが、春になり気温が上がると同時に発酵が再開し、ボラティル上昇のトラブルは辛うじて防ぐことができた。
出来上がったワインは、ヴァンサンらしい危うくも色気のある官能的な味わいに仕上がっている!日照りにより途中ブドウの成熟にブレーキがかかりアルコール度数は12.5%しか上がらなかったが、ブドウ自体の密度は濃く、まろやかな果実味の中に緻密な旨味が凝縮しているのが分かる!ブラインドだとピノノワールと間違えそうだ!
▼情報
樹齢:56年
土壌::花崗岩
マセラシオン:スミマセラシオンカルボニックファイバータンクで21日間
醗酵:自然酵母で6ヶ月
熟成:33hLのフードル(大樽)で12ヶ月
マリアージュ(生産者):タブリエドサプール、鴨とフォアグラのパイ包み
ワインの飲み頃:2024年~2034年 供出温度:16℃
▼テイスティングコメント
色合いは透明感のある深いルビー色。グロゼイユ、ブラウンカルダモン、モロヘイヤ、なめし革の香り。
ワインはチャーミングかつ明るくピュアな果実味にストラクチャーがあり、伸びのあるキュートな酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンが余韻を優しく引き締める!
▼備考
収穫日は9月20日とブドウが早熟だった!収量は日照りだったにもかかわらず35hL/haと例年並みに取れた!ワイン名はRochaille(ロカイユ)という「大きな岩」という意味を持つオーヴェルニュの方言とロカビリー(Rockabilly)を掛けRockaille Billyと名付けている!SO2は無添加、ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
------------------------
▼ノーコントロール(生産者ワイン一覧)
⾃由な発想で極上のヴァン・ヴィヴァンをつくる、オーヴェルニュ次世代の注⽬株︕
オーナーのヴァンサン・マリーは、ワイナリーの家系ではなく、またオーヴェルニュとは全く無縁だが、畑の条件や魅⼒的な品種があること、またあこがれのラ・ボエムやピエール・ボージェのワイン産地であることから、この地を選びドメーヌをはじめている。
彼が最初にヴァンナチュールを知るきっかけとなったのは大学時代に個人的な趣味で通ったワインスクールで偶然自然派ワインに特化した授業に出会い、それを機にヴァンナチュールの虜になっていく。
2005年からはワイン学校の仲間と一緒に自然派ワインのサロンを立ち上げたり、余暇のほとんどをヴァンナチュールの⽣産者訪問に費やした。2012年、ついにワイン生産者になる決意を決め、8年間働いた会社を退職した。会社を辞めてすぐに半年間ジェラール・シュレールで研修を⾏い、さらに半年間ジュリアン・メイエーでの研修を経て、2013年、オーヴェルニュで2haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを⽴ち上げる。
(インポーター資料より抜粋)