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越後伝衛門

タマキハル -環割-

タマキハル -環割-

通常価格 ¥3,000 円
通常価格 セール価格 ¥3,000 円
セール 売り切れ
税込
容量
商品名:タマキハル -環割-
生産者:越後伝衛門
生産地:新潟 / 新潟市
酒米:越淡麗
精米歩合:50%
特定名称:非公開
アルコール度数:15%
保存方法:要冷蔵


爽やか綺麗なタイプであり、始まりの酒。
「ベーシック」「王道感」を醸し出している。


▼今期の所見や思いなど
二造り目の越淡麗でした。県内でしか流通しない米のため、参考になる酒が少なく、どのような造りが最もこの酒米を活かせるか、探りながらの仕込みでした。
今回は前回のイメージを継承しつつ、ややエキス分(主にグルコース)を残した設計にしました。越淡麗は五百万石の特性(硬い、溶けにくい、スカスカ)に近い感触で、味が乗らない、味巾がないように感じてしまいます。
この味巾("膨らみ"の部分)を甘で表現しようとしました。そしてアルコールの高さでそれを崩さないように、15%設定としました。さらなる改良を目指していきます。
このタマキハルは僕の始まりのお酒でもあります。初仕込みのモチベーションを忘れずに、越淡麗の酒で一番手になるようなお酒を目指します。

お飲みになる際は、常温(15℃以上)での飲酒をお願いできましたら幸いです。
不思議なのですが、造ったお酒は(現在主流の)冷やで飲むとまったく香味がひらきません。造っておいて恐縮ですが、おいしくなかったです。
常温に戻していくと別の顔を見せます。燗ではなおのことです。


▼モチーフやコンセプトについて
「たまきはる」とは枕詞のひとつで、「命」・「世」などに掛かります。
しかしながら掛かり方など、詳細不明の枕詞としても有名で、その謎めいた背景に惹かれてこれを酒銘としました。
ロゴの円のひとつは、よく見ると外円に接続しており、アルファベットの「Q」にみえるように指示しました。
この「Q」にもさまざまな意味を込めていますが、上述と関係するものとして「Question」が挙げられ、一種の謎めかした雰囲気を補強する役割を果たしています。

円がふたつ交わった図像(厳密にいえばその中心にできた楕円形)は"ヴェシカ・バイシス"と呼ばれ、神聖幾何学では「あらゆるものの、はじまりのかたち」と云われています。
原始キリストのシンボルでもあります。
酒造りを行い、初めてできたお酒ですので、まさに「これからのはじまり」を告げるにふさわしいモチーフだと思い、採用しました。また上記酒銘との親和性(「命・世」など)も高く、トータルで気に入っております。

〇をふたつ重ねる、その図像から「無限∞」や「8」を想像することは容易です。僕が(19)88年生まれであったり、継承した酒蔵が県内で88番目の蔵であったり(お願いした作家さんも88年生)、88を「八十八」にすると米になったりと、おもしろい偶然に引き寄せられております。
しかしながら∞は「無限ループ」という言葉もあるように、始まりも終わりもない「永遠の無」がつづくことも含意されていると僕は考えています。
生産者である以上、生み出さなくてはいけず、この円環を抜け出し先に進ませなくてはなりません。
それが「タマキハル(僕は当て字で「環割」としました)であり、「命」であり、「8から9(=Q)」であります。
ヴェシカ・バイシス内やほかのモチーフには、「稲・酵母・水」などを使用しました。それらが混じりあって「お酒」になることを含ませています。
また作家さんの計らいで(?)龍の顔のようなもの(88年生まれは辰年)が描かれていますが、無限はウロボロスもイメージできるように「蛇」がかかわってきます。

(生産者資料より)

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