シレーヌ 2022
シレーヌ 2022
商品名:シレーヌ 2022 生産者:ドメーヌ・レ・ドゥーテール 生産地:フランス / アルデッシュ タイプ:赤 品種:メルロー アルコール度数:14.5% |
ギリシャ神話に出てくる酒の神デュオニュソスの従者で酒好きのシレーノスからワイン名を取ったメルロー100%のシレーヌ。2022年は、そんなシレーノスが好きそうな濃厚なワインに仕上がっている。この年は、ブドウが超早熟で、メルローの収穫が8月終わりとドメーヌ史上一番早かったのにもかかわらず、ブドウの潜在アルコール度数は14.5%を超えていた。雨は6月の雹を除き5月からほとんど降らず、畑は極度の乾燥状態にあった。唯一ラストチャンスとして8月終わりに予報されていた雨に期待したが、結局降ることはなかった。収穫したブドウは全て除梗し、選果テーブルを使い雹に当たったブドウ、乾燥して干乾びたブドウなど、粒単位で厳格な選果を行なった。出来上がったワインは、いつもよりもリッチで果実味が凝縮された太陽を感じる重厚な味わいに仕上がっている!マニュエル曰く、今飲むのであればガッツリお肉と、そうでなければ最低5年はセラーで寝かせてから飲んでほしいワインとのこと。実際、彼らにはドメーヌを立ち上げた2009年にも同じようにワインが超濃厚に仕上がった経験があり、そのボリュームあるワインが5年の瓶熟成を経てどんどんフィネスあるエレガントなワインに進化していった成功体験がある。彼曰く「あれからブドウの木も10年以上成長している。ブドウの持つポテンシャルは立ち上げ当時の2009年と比較にならない」と太鼓判を押す。ちなみに、彼らも熟成経過を見るため自分たちの個人消費用に 120 本ほどストックしているそうだ!
品種:メルロー
樹齢:42年平均
土壌:玄武岩・石灰質・粘土質
マセラシオン:ファイバータンクで17日間
発酵:自然酵母で24日間
熟成:古樽228Lで13ヶ月
マリアージュ(生産者):イノシシのパテ、牛フィレのロッシーニ風
ワインの飲み頃:2024年~2039年
供出温度:18℃
▼テイスティングコメント
色合いは黒味がかった深いガーネット色。カシス、ドライプルーン、ブラックチョコレート、醤油の香り。ワインはしなやかかつコクのある芳醇なボディーに濃厚な果実の凝縮味、塩気のあるミネラル、若いタンニンの収斂味がぎっしり詰まっている!
▼備考
収穫日は8月26日とブドウがかつてないほど早熟だった。収量は日照りと雹の被害により27hL/haと減収だった。2022年は5月から干ばつが続き、房の大きさは例年の半分、アルコール度数も14.5%まで上がった。ワイン名はギリシャ神話に出てくる酒の神デュオニュソスの従者で酔っぱらいのシレーノスからとった。SO2 無添加、ノンフィルター。
(インポーター資料より抜粋)
------------------------
▼ドメーヌ・レ・ドゥーテール(生産者ワイン一覧)
マニュエルとヴァンサンは2000年にドメーヌ・グロージュで一緒に働いた後、2004年エマニュエルはドメーヌ・デファンの栽培醸造責任者、ヴァンサンはDRCとデュジャックが立ち上げたドメーヌ・トリエンヌの栽培醸造責任者の経験を経て、2009年アルデッシュにドメーヌ・レ・ドゥーテールをスタートさせる。
彼らのモットーは「消費者が喜ぶ⾃然派ワインをつくる!」こと。ワインの⽋点に⼀切の妥協は許さず、常にコストパフォーマンスの⾼いワインをつくり上げるために、テイスティングなどお互いの厳しいチェックは⽋かせない。レ・ドゥーテール「⼆つの⼟地」というドメーヌ名には、2⼈の才能、2⼈のそれぞれテロワールの異なるブドウを持ち合わせ、ひとつの素晴らしいワインをつくり上げるという彼ら⼀⼼同体の強い思いが込められている。
(インポーター資料より抜粋)