サノバスミス クラシック
サノバスミス クラシック
商品名:Son of the Smith Hard Cider “Classic” 生産者:サノバスミス 生産地:長野県 タイプ:タニックサイダー りんご:Porter’s Perfection, Chisel Jersey, Harry Master’s Jersey, Tremlett’s Bitter, Yarlington Mill, Dabinnet, Calville Blanc Yeast:Wild Yeast, etc. Hops:Homegrown Aging Cascade アルコール度数:7% 保存方法:要冷蔵 |
▼Story
「サノバスミス クラシック」は醸造用品種のみを使って主発酵させたシンプルなタニックサイダーです。花畑や春の果樹園を思わせるような香り、ドライな飲み口とキレの良い酸味、それらに続いて舌上で感じる穏やかな醸造品種由来の収斂味。これらの全てがバランス良くまとまった作品に仕上がりました。
これまで、BARREL LAUNDERINGやSierraシリーズなどで活用してきた醸造用品種。この「サノバスミス クラシック」には、醸造用品種の魅力を、よりシンプルに、よりダイレクトに、より身近にお楽しみいただきたいという願いを込めています。
品種の多様性。僕らがサノバスミスの活動を通じチャレンジしてきた数々の試みの中で、リンゴの品種そのものへの挑戦はとても重要なファクターです。海外に学びを求め、数百年から成るその歴史と品種特性を掘り下げ、台木を選定し育苗・定植するところから始まった僕らなりのチャレンジは、今やこの先の未来に繋げるための新品種開発にまで発展しました。
今現在、日本国内で一般的に生食用として生産流通される品種とは一線を画したところにある醸造用品種群。その特長的な収斂味は、液体としての余韻に寄与するだけでなく、味の記憶として古来から未来にまで繋いでいくべき存在だと考えています。
今バッチの主原材料生産を行った2023シーズンは非常にシビアな栽培環境となりました。特にここ数年、業界でも問題視されている高温障害や降雨量の低下など、人為的には補い切れない環境問題に悩まされたシーズンでした。醸造用品種についても、充分な果実肥大を確保できなかったり、高温障害による生理落下を招いたり、という事象に悩まされました。収穫量こそ減収となりましたが、これらの環境問題を経て収穫できた果実自体は、特長的な収斂味や酸味を充分確保でき、今バッチにもその特長を反映できたと感じています。
(生産者資料より)