東洋坂 -トヨサカ- 無濾過生原酒
東洋坂 -トヨサカ- 無濾過生原酒
商品名:東洋坂 -トヨサカ- 無濾過生原酒 生産者:越後伝衛門 生産地:新潟 / 新潟市 酒米:吟吹雪 精米歩合:50% 特定名称:非公開 アルコール度数:18% 保存方法:要冷蔵 |
「東洋坂 -トヨサカ-」の無濾過生原酒タイプです。
唯一の生酒であり、ジューシーな甘みのあるタイプ。
彼自身の酒造りの中でも異質な方向性。
◆「東洋坂 -トヨサカ-」の生産者資料
▼今期の所見や思いなど
滋賀の吟吹雪は初めて使う米でした。
溶けやすい米で、米のガワの味が多く出ています。醪をきいていた段階で、これはムロゲン(無濾過生原酒)だと確信するほど、テクスチャが押し出されていましたので、追い水もせず、汲水歩合も通常のものより詰めたので、かなり濃密な仕上がりになりました。
単体では甘が残存し、その甘が渋をマスキングしてしまいますが、肉系、とくに赤身の肉を合わせると甘が消え、終盤域の渋が広がりました。溶けやすい愛山の予行演習にもなり、個人的に気に入った米なので、さらなるブラッシュアップ、具体的にはもう少し醪を引っ張りメーターをプラス(糖食わせる)ように設計仕様と思います。
▼モチーフやコンセプトについて
滋賀の酒造器具メーカーで、伝衛門もお世話になっている「東洋商会」から東洋を取りました。また伝衛門のある地区(新潟市北区)はかつて「豊栄(とよさか)」という地名であり、東洋坂(よ(う)よ(う)さか」と読めるようにもじっています。また、TOKYOからK(加藤)が抜けるとTOYOになるため、練馬(ギリギリTokyo)から新潟(Toyo)へ向かう意味も込めています。
降りしきる猛吹雪の上り坂を登るイメージは、酒米「吟吹雪」とかけており、また今後険しい道を登っていく辛さ、困難さを自身の心象風景として描いてもらいました。
最初は女性の顔が見えていたのですが、あえて雪で覆うように指定し、即物的(具像的)なものではなく抽象化されていく様を表現し、官能(評価)の世界へいざなう暗示として描いています。
(生産者資料より)
------------------------
▼越後伝衛門(商品一覧)