ミシャグチ -石神-
ミシャグチ -石神-
商品名:ミシャグチ -石神- 生産者:越後伝衛門 生産地:新潟 / 新潟市 酒米:雄町 精米歩合:50% 特定名称:非公開 アルコール度数:18% 保存方法:要冷蔵 |
いわゆる"オマチスト"である彼にとっても思い入れの強い酒米。
液体から漲るパワーが群を抜いてます。
▼今期の所見や思いなど
一番の難産が雄町でした。有史以来交雑せずに残っている日本米の固定品種が、山田錦のような醸造特性を持つわけでもなく、雄町で造られた酒質の多様さはこの造りにくさに起因するのではないかと感じたほどです。
もともと自称"オマチスト"なので、その名に恥じぬ雄町の酒を造ろうと思い、また仕込みが最後だったのでギリギリまで長期で引っ張ろうと試みました。醪日数は40日で、醪初期で割りと溶けたので、最高品温を10℃未満の低温で引っ張りました。結果として901で酢イソがしっかりと出ました。
これが本来の吟醸香なのかと少し感動しました。香りの密度が濃いような気がします。
文献上が、1935年ごろの吟醸酒が似たようなスペックでした。ある意味でBack to the Basicsですが、さらに高みを目指します。
▼モチーフやコンセプトについて
雄町は先述の通り、日本に古来より存在する純和系の米と云われています。
ミシャグチは土着信仰の神の名で、全国に点在する「石神井(シャクジイ)」はおそらくこの名残と考えています。ご飯をすくうしゃもじもおそらくこれが由来です(しゃもじがご神体のところもあります)。
そんな土着信仰の時代(天孫降臨の前)から、雄町はあったのだろうとの完全な憶測から、この名としました。
石の神でもあるので、図像には石をちりばめ、また雄町独特の硬質な(?)テイストを視覚的に表現するようにしました。
今回は備前雄町ですが、赤磐雄町にゆくゆくは、との思いとミシャグチが御赤口(または御左口)の字をあてるため、テーマカラーを赤にしました。次のラベル印刷ではもう少し怪しく赤が光るようにマイナーチェンジ予定です。
(生産者資料より)
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