ミキノホトリ ルージュ 2021
ミキノホトリ ルージュ 2021
商品名:MIKINOHOTORI rouge 2021 / ミキノホトリ ルージュ 2021 生産者:さっぽろ藤野ワイナリー 生産地:北海道 タイプ:赤 品種:ツヴァイゲルトレーベ種、ピノ・ノワール種 アルコール度数:13.5% |
余市町登町、減農薬により果樹園を営む 「三氣の辺」 産のツヴァイゲルトレーベ種、 ピノノワール種を使用しています。
お世話になっていた「三氣の辺」の粟飯原さんからオーナーが変わり自家醸造に切り替わることになり、藤野では「三氣の辺」のブドウはこの年が最後となりました。そのワインがリリースされ僕らの蔵から消えていくというのは寂しさを感じずにはいられません。
それぞれの品種ごとに一房ずつ丁寧に選果した後、手作業での除梗を行い、それぞれ開放型ステンレスタンクにて醸し発酵を行いました。抽出は果帽が乾燥しない程度のルモンタージュのみ最低限に行い、ゆっくりと優しい抽出を心がけました。ワインの状態を見ながらおよそ4週間後にプレスを行い木樽熟成へ。
木樽は500Lサイズの大樽にてそれぞれ熟成させ、品種単独のワインよりも長く熟成期間を設け、約12ヶ月の樽熟成後、樽出し、瓶詰め。瓶詰時に酸化防止剤を10ppm添加しています。
2021年、余市の「三氣の辺」はこれまでの中でも一番といってもいいくらいのとても良い年となりました。春先から温暖に進み開花期には気温も高くなり天候に恵まれ、順調に結実しました。夏は暑く乾燥した日が続き、今までになく長い夏となりました。熟期に入っても天候は安定しており、例年よりブドウも早く推移していき早めの収穫となりましたが、病果もなく、糖度、酸度、pHも素晴らしく良い状態での収穫が出来ました。
スミレのような華やかさに冷涼感を感じさせるハーブやフランボワーズの香り、バニラや栗、腐葉土やきのこを思わせる森や大地の香りも出てきます。口あたりは柔らかく丸みがありますが、赤系果実のキュッとする果実味と生き生きとした酸が心地よく、後半には黒胡椒のスパイシーさも感じられます。まだまだ若々しさもありますが、出汁のような旨みとともに滋味深さも徐々に出てくると思われます。
さらに熟成期間を設けることでしなやかな酸を中心に味わい深さが増すものと期待できます。
無清澄剤、無ろ過のため、にごりやオリ自然の炭酸ガスが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤もごく少量のため14°C以下での保存をお願いいたします。
(生産者資料より)
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