越後伝衛門

▼会社沿革
1953.10.01 日本錦酒造
(その後、越酒造→越乃蔵酒造)
2000.01.01 (株)越後伝衛門に社名変更
2019.12-  新型コロナウイルスのあおりを受け製造停止(事実上の休造・休止)
2021.05.01 休止(※プレスリリースにて)
2021.07.01 事業継承
2022.01-  復活蔵として醸造再スタート(R3BY試験醸造)
2023.03-  蔵の改修が完了 本格的に事業開始(R4BY~)


▼理念・モットー
Back to the Basics. Basic to Classic.
"戦前の常識"と呼ばれる、戦後失われつつある正統な酒造り(=BASIC)を継承し、清酒本来のかたちである"純米酒(=日本酒)"を通じ、日本酒の名作(=CLASSIC)を造り上げます。


▼造りに於ける宣言
・"出品酒規格"の完全超小仕込み(総米300kg)
・精米歩合50%に統一
・吟醸造り、しかし特定名称は名乗らず普通酒扱い
・901号酵母に統一
・酒槽しぼり(手動圧)にて上槽
・ビン燗火入れ・ビン貯蔵、低温貯蔵
・生酛漸近系普通速醸酛にて酛立て
・四季醸造、かつたったひとりにて製造


▼酒質の特性
コンセプトは"膨らみと涼しさをもつ、飲み飽きしない酒"。
一般的な新潟の酒質は、含んでから終盤まで、いわゆる”淡麗”なものが多い。
アル添文化と炭濾過による必要以上の"淡麗さ"を推し進めると、酒は画一化してしまう。

そこで伝衛門では"新たな新潟の酒"として、以下3点を特徴とする酒質設計により、新潟の酒の固定観念にゆらぎを与え、新潟の酒ひいては清酒の売上の底上げに貢献したく考えている。

①中盤に味巾、立体的テクスチャ、奥行を独自の酒母「生酛系漸近型普通速醸酛」によって表現
②終盤は酸で味を切り、アミノ酸系由来の嫌な雑味を残さないため、味切れの消失感は涼しく感じる。
③余韻には「渋」をあえて出すことで、次の食事へといざなう"呼び水"として設計


淡麗のイメージを払拭しつつ濃醇でもない、"新たな新潟のお酒"の創造を目指します。