【今週の海外ワイン入荷情報】ヤロスラブ・オセチカ

【今週の海外ワイン入荷情報】ヤロスラブ・オセチカ

生産者:ヤロスラブ・オセチカ
生産地:チェコ / 南モラヴィア

80年代の半ば自由化の足音が近づいてきたチェコ国内では、ワイン産業復興の機運が高まっていました。工業的なアプローチで1600年代から1700年代のワイン産業の隆盛を取り戻そうとする人たち。その中で、“補糖無し・亜硫酸添加最小限”を標榜した一人の農業高校の教師がいました。Jaroslav Osičkaです。
共産主義が去った1990年代初頭、Jaroslav Osickaは、先祖が1893年に入手した伝統あるワインセラーと畑を取り戻します。彼は農業と醸造を高校で教える傍ら、後にチェコに自然派ワインを定着させたDobra Viniceのアドバイザーを務めつつ、ブドウの提供をおこないました。90年代からの努力が実り、2008年に会社設立。ファーストヴィンテージは、2007年です。
aroslavの考える畑仕事の目的は、畑での生物の多様性が保たれ、微生物の生命層を豊かなものにしていくこと。それは、後に培養酵母をはじめ、“添加しない”醸造につながっていきます。化学的な除草剤、殺虫剤、殺菌剤を一切使わず、鉱物植物由来の肥料を使用しています。醸造では自発的で健全なアルコール発酵を促し、亜硫酸は最小限。無濾過にて瓶詰となります。

(インポーター資料より抜粋)



「モラヴィアン・ラプソディ 2023」
750ml 6,930円(税込)

リースリング65%(Panský畑 Predni Hora)、ピノ・グリ20%(Zadní畑 Zadní Hora)、ミュラートゥルガウ+ノイブルガー15%(Panský畑 Predni Hora)。黄土、石灰岩(Panský畑)。粘土、ローム、黄土と泥灰土(Zadní畑)。植樹はリースリング2014年、ピノ・グリは2002年、ミュラートゥルガウ1994年。
除梗したブドウを開放桶にいれて天然酵母による自発的に醗酵。1000ℓのアカシア樽と古樽で10カ月の熟成後、無濾過にて瓶詰。生産量は3000本です。
オセチカの新しい白のベーシックキュベは、モラビアで古くから作られ続けてきたブレンド。冷涼な気候の元、苦労してワインが作られてきたモラビアのワインの物語です。
最初の印象は良質なピノグリージョやフィアーノ。イタリア的なボリュームある果実とうまみの世界。しかし数分もするといつもの冷涼なグレープフルーツが香ります。白イチゴ、クマリン、パッションフルーツなども感じます。良く熟したボリュームのあるワインという印象ときれいな酸に由来する冷涼なニュアンスが見事に調和しています。

(インポーター資料より抜粋)



「リシャック 2023」
750ml 6,600円(税込)

ピノ・グリ30%(Křivánky畑 Přední hora) 、その他 「ピノ・ノワール 、ブラウフレンキッシュ(Křivánky and Panský畑) 、ツヴァイゲルト(Pansky畑 ほんのわずか)」。海抜220m~240m。黄土、石灰岩(Pansky畑)。粘土、ローム(Křivánky畑)。植樹はピノ・ノワール2014年、ピノ・グリは2002年、ブラウフレンキッシュ2004年。除梗したピノ・ノワールとピノ・グリを共に開放桶に入れて、天然酵母にて自発的に醗酵。マセラシオンは8時間です。ステンレスまたは1000ℓの大樽で8カ月の熟成後、無濾過にて瓶詰。生産本数は3000本です。
黒ブドウ、白ブドウを混ぜて作られるワインを古い言葉でRyšák(リシャック)と言います。22年の薄うま系ロゼの印象とはうって変わって、23年のRysakはノスタルジックな赤ワインといったところ。
明るさと暗さが混ざり合う赤は透明感があり、香りにはさくらんぼのゼリーや桜餅、パッションフルーツ、カマンベール、イチゴジャムなどを感じます。徐々にダージリン。バラのジャムとともに楽しむロシアンティーのようでもあります。軽やかな苦みや重みが心地よく、現時点でも楽しめます。数か月~1年寝かせると、なお、よいです。

(インポーター資料より抜粋)



「ピノ・グリ 2022」
750ml 8,030円(税込)

ピノ・グリ100%(Zadní畑 Zadní Hora)、海抜230m~250m。粘土、ローム、黄土。植樹は2002年。収量30hl/ha以下。除梗したブドウをプレスした液体(90%)に、つぶさないままの除梗したブドウ(10%)を加えて、約1か月ゆっくりとマセラシオンしながら発酵。18か月の間澱と共に熟成。1000ℓのチェコの古樽と1000ℓのハンガリアンオークを使用します。無濾過にて瓶詰です。総生産量2200本。
例年よりも穏やかな印象で、パイナップルや洋ナシ、青梅などの甘いフルーツが早い段階から感じられます。ふくらみのある穏やかなヴィンテージですが、さすがはオセチカ。綺麗なグリーンフレーバーが感じられ、清涼感や格調が保たれています。ほのかに香るホワイトチョコレート、サトウキビやココナッツの香りも素敵です。ワイン全体に一体感があるため、現在から美味しく楽しむことができます。鋭い酸やうまみの力強い余韻ではなく、やわらかな酸と程よい苦みの穏やかな余韻が13秒続きます。余裕のある朗らかなワインです。

(インポーター資料より抜粋)



「ピノ・グリ 2021」
750ml 8,250円(税込)

ピノ・グリ100%(Zadní畑 Zadní Hora)、海抜230m~250m。粘土、ローム、黄土。植樹は2002年。収量30hl/ha以下。除梗したブドウをプレスした液体(90%)に、つぶさないままの除梗したブドウ(10%)を加えて、約1か月ゆっくりとマセラシオンしながら発酵。18か月の間澱と共に熟成。1000ℓのチェコの古樽と1000ℓのハンガリアンオークを使用します。無濾過にて瓶詰です。総生産量2200本。
複雑。フルーツの香りだけが前面に立たず、様々な香りが絡み合っています。甘いメープルの香り、モヒートから感じるミント。白い花の花粉や、百科蜜、お線香にミルク、ターメリック。樽に由来するスモーキーな香りを帯びたラムの香り…。もちろん、いつものピノグリらしいレモンやオレンジの西洋柑橘、パイナップル、パパイヤもしっかりと感じられます。21年という素晴らしいヴィンテージがこの複雑性をワインにもたらしました。力強く、甘酸っぱい迫力のあるワイン、香りと味わいは時間をかけてゆっくりと調和して、完成度は高まっていくことでしょう。

(インポーター資料より抜粋)



「マントラ 2023」
750ml 8,250円(税込)

ゲヴェルツトラミネール100%(Zadní畑Zadní Hora) 。海抜230m~250m。粘土、ローム、黄土と泥灰土。植樹は2002年。除梗・破砕したぶどうと全房のぶどうを開放桶にいれて約12日間のマセラシオン、天然酵母にて自発的に醗酵。1200ℓのアカシア樽で澱と共に10カ月の熟成。無濾過にて瓶詰。瓶詰時に少量の亜硫酸を加えます。Ma'n'traはMa=マセラシオン、tra=トラミネール。要は、『Oranz」のことで、名前を気まぐれで変えてみた。来年どうしようか?とのこと(笑)。生産本数は2200本です。力強さとエレガンスの同居が23年というヴィンテージのキャラクター。
このワインでは、しっかりとした構造を感じる味わいと華やかな風味が調和した味覚世界としてそのことが表現されています。フランキンセンスを主体とするグリーンフレーバー、可憐なフリージアが香ります。 アロエ、菊、かりん、洋梨、金木犀。風味としてのバニラがワイン全体を支えていて、ほどよい苦味が心地よい余韻をもたらします。22年よりは酸が強く、甘酸っぱい印象も感じられます。

(インポーター資料より抜粋)



「BB 2022」
750ml 9,900円(税込)

シャルドネ50%(Zadní畑 Zadní Hora)、ピノ・グリ30%(Zadní畑)、ピノ・ノワール20%(Panský畑Predni Hora)。海抜220m~240m。粘土、ローム、黄土と泥灰土。収量30hl/ha以下。植樹はシャルドネ1989年、ピノ・グリ2002年、ピノ・ノワール2014年、除梗後、天然酵母にてそれぞれ自発的に醗酵。シャルドネとピノ・グリはその際総量の10%除梗したぶどうを粒ごとつぶさずに加えて一緒に発酵します。ピノノワールは1時間程度のマセラシオン、白ワインとしての発酵です。その後すべてのキュベはブレンドされ、マロラクティック醗酵は共に行い1000ℓの古樽(チェコ産)で12カ月熟成されます。無濾過にて瓶詰。総生産量1200本です。
22年という早飲みのヴィンテージにあっても、BBはド級の存在感。蜜たっぷりのリンゴ、かりん、温州みかん、梅、サフラン、ターメリック。リッチさをもたらすバター、バニラ、キャラメル。相変わらずの安定したクオリティ。社交性あり外交的で…いつもBBはおしゃれなワインです。

(インポーター資料より抜粋)



「シャルドネ 2021」
750ml 13,200円(税込)

シャルドネ100%(Zadní畑 Zadní Hora)。海抜220m~240m。粘土、ローム、黄土と泥灰土。植樹は1989年。収量40hl/ha以下。除梗後、天然酵母にて自発的に醗酵。その際総量の10%除梗していないぶどうを粒ごとつぶさずに加えて一緒に発酵します。マセラシオンの期間は2カ月に及びます。228ℓまたは500ℓの古樽で24カ月の熟成後、無濾過にて瓶詰です。総生産量1500本。2015年よりノーマルシャルドネにおいてもより高品質なブドウが使われるようになり、醸造はかつてのレゼルバ同様の手法に。
2020年も大変に素晴らしかったのですが、2021年は過去最高ともいっていい出来、真のグレートヴィンテージのワインとなりました。幸運なことに多くの素晴らしいシャルドネを飲む機会がありましたが、Osickaの21年シャルドネは現時点において、私が経験してきたシャルドネにおける最高の一本として数えることができます。まだ若く本当の姿を知ることはできませんから、あくまで可能性においてですが…。
圧倒的な香りのボリュームと孤高ともいえる潔い固さ。濃密な果実と凝縮した酸味、堅固な構造に支えられた大きな、大きなワインです。酸とミネラルにより固く閉ざされた風味。隠し切れない香りが完熟した柑橘と南国フルーツとして表れはするものの、香りの本質は内包されたままです。厳しく強い酸とミネラル、うまみを感じますが、こちらも要素の複雑性は内包されたままで、ただ、その美しさだけが伝わってきます。許されるのであれば、抜栓は今年の年末までお待ちください。待ちきれない時は・・・・仕方ないですね(笑)。気になりますよね。

(インポーター資料より抜粋)

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