【今週の海外ワイン入荷情報】マウアー・オスカル

【今週の海外ワイン入荷情報】マウアー・オスカル

生産者:マウアー・オスカル
生産地:セルビア / ヴォイヴォディナ

ハンガリー国境にほど近いセルビア最北の街スヴォティッア(Subotica)で4代続く伝統あるワイナリー。地品種の古木を数多く有しており、中でも1880年に植樹されたKadarkaの古木は大変に貴重なもので、Jancis RobinsonのWine Grapesにはそのことについての記述をみることができます。
伝統あるワイナリーを引き継いだ現当主Oszkarはナチュラルワインへの転向をゆるやかに進め、2018年ヴィンテージ以降は、多くのワインで亜硫酸ゼロ、極少量添加でのワインづくりを実現しています。(2020より原則としてすべてのワインで亜硫酸無添加)
ワイナリーはセルビア北部のヴォイヴォディナ(Vojvodina)のスヴォティッア(Subotica)に6ヘクタール、セルビアの宝石とも呼ばれるフルシュカゴーラ山の麓スレム(Srem)に10ヘクタールの畑を所有しています。それぞれ人馬での有機栽培であり、良質なブドウを生産しています。
化学薬品の無い時代ワインはどのように作られていたのか、この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか...。思索を続けるOszkarは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。様々な産地をめぐり、生産者同士でお互いのワインについての議論を深め、決まって最後は兄のような存在であるZsoltのいるStrekov1075を訪れます。Raw Wineの創始者として知られるIsabel Legeronは、Maurer Oszkarの大ファンであり、Colletive Wine seriesという名で世界に彼のワインを紹介しました。彼女は彼を繊細な感性を持つ、謙虚で柔軟性のある好人物と評し、彼とのプロジェクトを大いに楽しんだそうです。ニューヨーク、ロンドン、デンマーク、タイetc世界のガストロミ―の中心地ですでに高い評価を受けるワインとなっていますが、Maurer Oszkarの進化はまだ始まったばかりです。

(インポーター資料より抜粋)



「クレイジールッド ホワイト 2023」
750ml 6,270円(税込)

Olaszrizling、Bakator、Piros Magyarka(Slankamenka)、Rhine Riesling(20%貴腐)表土は砂地、その下に泥土、石灰、黄土、スヴォティッア地区(Nosza hill畑、Hajdukovo-Talánterem畑)。この地の古い伝統にしたがい、すべてのブドウを混ぜて除梗、圧搾、天然酵母で発酵後、ステンレスタンクで7カ月ほど熟成。無濾過、無清澄、貴腐葡萄の酸化酵素による褐変を抑えるために亜硫酸を極少量添加して瓶詰め。Ludはハンガリー語でガチョウ。セルビア語ではクレイジーの意味。Crazy LudはMaurerのベーシックラインです。
23年は今までのLud Whiteとは少し違ったスタイル。Piros Magyarka(ロゼ色のブドウ)に由来する霞みがかったオレンジ色で、甘酸っぱい。かりんやライムの香り、軽やかなトーンでありながら、べっこう飴やみたらしのような甘く香ばしい香りも感じられます。揮発酸は強めですが、果実のボリューム、ふくよかさがあるために余韻は桃やアンズのイメージ。リンゴ酢のようでもあります。飲むほどにその味わいに引き込まれていきます。

(インポーター資料より抜粋)



「クレイジールッド レッド 2023」
750ml 6,270円(税込)

Kékfrankos、Cabernet sauvignon、Kadarka、Black Muscat、Prokupac表土は砂地、その下に泥土、黄土、石灰。スヴォティッア地区(Nosza hill畑、Fodor畑)石灰、黄土、堆積岩。国際品種と地品種のブレンド。手摘みで収穫。除梗したブドウを開放桶でそれぞれ7日間のマセラシオンおよび発酵、ブレンドして、500lのハンガリーオーク樽で1年の熟成。亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。
ファーストフレーバーの瑞々しさよ!豊潤で甘酸っぱく、黒く赤い果実がはじけるのです。カシスやラズベリーの香りに花弁の大きな白い花、ココナッツのような風味。徐々に漢方やルートビア。時と共に香りは複雑さを増し、風味はさらなる広がりを見せていきます。ほろ苦で香り豊かな余韻はザクロのようであり、良質などぶろくや甘酒のようでもあり...。甘露という言葉に当てはまるお酒があるとすれば、こういったワインなのでしょう。

(インポーター資料より抜粋)



「カダルカ 2022」
750ml 6,490円(税込)

カダルカ100%。表土は深い砂地。その下に泥土、石灰、黄土。スヴォティッア地区(Talánterem vineyard (Hajdújárás), Nosza hill)。1880年と1912年植樹の超古木のカダルカ畑より選抜された7種類のクローンを2004年と2007年に植樹。現在は剪定せずに自然のままに樹は育っています。カダルカは古い歴史を持つブドウ。ピノ・ノワールに比肩する優美なアロマをもたらす最高品質のブドウと評価されながら、遅咲き、晩熟で、栽培が難しいため、その地位を徐々にブラウフレンキッシュに奪われていきました(マウアー家は19世紀よりこの品種を保存し続けています)。
現在カダルカはその品質の高さから再び脚光を浴びつつあります。手摘みで収穫。セミマセラシオン・カルボニックで10日間の発酵。ハンガリーオークの古樽で12カ月の熟成。亜硫酸少量添加、無清澄、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。少し還元。しかしほどなく香りは開いていきます。美しいルビー色。赤リンゴ、サクランボ、野イチゴ、ゆすら梅、あんず、アセロラ。艶やかな香りは、何層にも重ねた薄絹が風にたなびいているような麗しさ。なんと素晴らしいワインでしょうか。

(インポーター資料より抜粋)



「レッドフルーツ ノーヴェンバー 2022」
750ml 7,480円(税込)

カベルネ・ソーヴィニヨン。二つの地区から収穫されています。スヴォティッア地区(Noszahill畑 、Fodor畑)。砂地、泥土、黄土、石灰。スヴォティッア地区は貴腐の影響を30~40%受けています。スレム地区は、湖畔にある野生の自然環境が残る地域(Dobrodol村)、泥土と火山岩。スヴォティッア地区のブドウは、12日間のマセレーション。スレム地区のブドウは14日間のセミマセラシオンカルボニック。その後225lの樽で18カ月の熟成。無濾過、無清澄、極少量亜硫酸添加にて瓶詰め。
貴腐のついた遅摘みのカベルネをフロールの下、発酵・熟成というとてつもないスペック。しかし、グランヴァン然とせずに、やわらかで親しみやすい味わい。香りは開き、現在大変に美味しくお召し上がりいただけます。濃いめのルビー色。赤と黒の熟した木の実。その濃密なアロマが印象的です。煎茶をイメージさせる上品なグリーンフレーバー、赤い花や蜜の香りと相まった風味の世界は奥行があり、多彩です。エキスの凝縮と甘酸っぱさたっぷりの味わいをお楽しみください。

(インポーター資料より抜粋)



「ババ」
750ml 8,580円(税込)

フルミント(2021)、バカトール&メザッシュ・ファヒール(2022)、ヴェルシュリースリング(2023)。
BabbaIIIは フルミントのキュベをまず発酵。翌年に、バカトールとメザッシュファヒールを加え再発酵、2023年には貴腐混じりのヴェルシュリースリングを加えてさらに発酵。3回の発酵を重ねたキュベがBabba。熟成は500lの古いオーク樽を用います。無濾過、無清澄、亜硫酸無添加にて瓶詰めです。Babbaはシュメールの女神で豊穣をつかさどります。先祖は子供の誕生と健康を願い、女神の加護を求め祈りを捧げてきました。
その伝統をワインに反映させたのです。豊穣の女神の名にふさわしい、香りとうまみ、甘酸っぱさが凝縮した芳醇な液体。余韻の心地よい苦みが印象的です。
3回目のBabbaも、秀逸の出来。情報量が多くめまいがするほどに香りは多元的。エメラルドの色彩美をイメージさせるフランキンセンスの世界は健在で、黄色や緑の熟したフルーツフレーバーがあふれ、はちみつ、野草、漢方、香木etc。きりがありませんね。あまりにも素敵なワインなのです。

(インポーター資料より抜粋)



「タミヤニカ 2022」
750ml 8,580円(税込)

タミヤニカ100%。1本の樹から約350gのブドウを収穫。泥土、石灰、堆積岩、火山岩。スレム地区、Remetica地域(ドナウ川にほど近い崖 Remete畑)。タミヤニカはフランキンセンス(=tamjan) の香りのブドウという意味で名付けれらたブドウ。Muscat Blanc àPetits Grainsと同一品種と考えられています。手摘みで収穫。7日間のマセレーション後、天然酵母で発酵。その後500lの樽で12カ月の熟成。重力によって瓶詰め(無濾過、無清澄)。亜硫酸はゼロです。ローマ時代にこの地に持ち込まれたすべてのマスカット種の先祖であり、最古の品種の一つであるタミヤニカから作られたこのワイン。2022年もまた素晴らしいワインに仕上がりました。
優美でエレガントな2021年。強い果実味と濃密な風味の2022年。黄色がかったオレンジ色。咲き誇るミカンの花、ネーブルオレンジ、黄桃、バラ、紅茶、ウーロン茶(特に東方美人)、はちみつ入りのヨーグルト。とろみがありながらも、どこか清涼感を漂わせる高貴なワインです。

(インポーター資料より抜粋)



「フォドール オラズリズリング 2022」
750ml 8,580円(税込)

オラズリズリング(ヴェルシュリースリング)。表土は50センチの砂地。下に泥土、石灰、黄土。 Királyhalom/Backi Vinogradi村のFodor畑。スヴォティッア地区。平均して樹齢60年以上の古木。Fodor畑は“Selevenji”国立公園の隣にあり、現地ではフルーツの銘醸として知られています。実はこの古い畑のヴェルシュリースリングはアメリカ種ではなく、Tisza川流域に自生していたヴィティス・シルヴェストリスに接ぎ木されています。かつてはこういった技法がヨーロッパ各地で見られたそうですが、おそらく現在は、この畑のみだと考えられます。10月中旬に収穫したブドウは60∼70%ボトリティスの影響を受けています。10日間のマセレーション後天然酵母で醗酵。1340lの30年樽で16カ月の熟成。無濾過にて瓶詰め。亜硫酸はゼロです。
オレンジ色がかった黄金。青梅の凝縮を強く感じます。フレッシュな柑橘、黄桃、アンズ、コアントロー、ほのかにアニス系リキュール。エキス分の豊富さが際立つヴィンテージで、一口目に和出汁のニュアンスを感じます。とろりとした質感と芳醇な香りが絡み合い、一つに融けていきます。

(インポーター資料より抜粋)



「オリオン 2022」
750ml 9,680円(税込)

メザッシュ・ファヒール100%。スレム地区のFruška Gora山にある Krisztus vineyard。ドナウ川を見渡せる景観です。泥、石灰、堆積岩、火山岩。海抜250~280m。bush vineyardが0.5haで2008年植樹、四方を森に囲まれ剪定をしないWild Vinyardは0.2ha。メッザァシュ・ファッヒールは、ハンガリーの古品種で、白いはちみつの意味を持つとても甘いブドウ。貴腐が付きやすく、このキュベもブドウ全体の10%程度が貴腐です。現在その品質の高さに注目が集まり、少しずつ栽培地域が増えています。
貴腐混じりの遅摘みのブドウを14日間にわたりスキンコンタクトおよび発酵。プレスした後500lの樽で18か月の熟成。フロールの下、熟成している間、樽に蝋で蓋をして、一切の手当てをしません。『その一樽』に全幅の信頼を置き、熟成を信じるのです。無濾過にて瓶詰め。亜硫酸はゼロです。
すさまじい凝縮感。みかん、白と黄色の桃、南高梅のはちみつ漬けなどが香り、その豊潤な味わいに驚かされます。さらりとして、かつ、とろみのある質感。稀に見る液体であり、Oszkarの美意識、ワイン観が表現された強烈な一本に仕上がっています。

(インポーター資料より抜粋)



「アラジン 2020」
750ml 8,250円(税込)

カベルネ・ソーヴィニョン。泥、石灰、堆積岩、火山岩。スレム地区。ドナウ川流域にあり、野生の自然環境が残る地域。Nagy_Kárász畑(ハンガリー王国が1450年頃に格付けされたプルミエクリュ畑)。20年に収穫されたブドウをショートマセラシオン及び発酵。更に21年のブドウをショートマセラシオン。その後20年と21年をブレンドして古樽で25カ月寝かせます。その間もゆっくりと発酵はつづきました。亜硫酸無添加、無濾過で瓶詰めされます。
元々シンプルなロゼワインを作る予定でしたが、世にも珍しいロゼとも赤ともつかないワインに仕上がりました。赤い果実の甘酸っぱい風味はむしろピノノワールやカダルカの様ですが、より力強く野性的で、ダイレクトにブドウの味わいが感じられます。収斂性のある酸味が残りつつ、熟成によって酸はこなれ、まろやか。同時に香りもまた発展しています。赤リンゴ、いちじく、ナツメグ、丁子など。フレッシュな赤いベリーと共存しています。今までにないカベルネソーヴィニョンの世界です。

(インポーター資料より抜粋)



「レベル レッド 2021」
750ml 8,580円(税込)

Merlot。スレム地区Fruška Gora山にある ドナウ川を見渡せるKrisztus vineyard。泥、石灰、堆積岩、火山岩。海抜250~280m。手摘みで3回の収穫。全房のブドウを開放桶でそれぞれ発酵、1回目(9月23日)マセラシオン5日、2回目(10月9日)は11日、3回目(10月26日)は20日。早熟、適熟、過熟と個性の違うブドウから作られたワインをそれぞれ225lの古樽で12カ月の熟成。瓶詰前にブレンド、無濾過、無清澄、亜硫酸無添加にて瓶詰め。メルローの様々な個性を引き出し、融合させました。Rebelとは反逆者の意味。
Oskarの精神性をあらわしているのでしょうか。個性的な醸造でありながら、味わいには正統派メルローのエレガンスを感じます。ビロードのようなふわりとしたテクスチャー。密度の濃い香りにはプラム、ブラックチェリー、ビーツ、梅酢、マスクメロン、針葉樹、墨汁が感じられます。揮発酸や力強く甘酸っぱい酸が、ワインをヴィヴィッドに彩りながらも、緻密なタンニンが堅牢な構造を形作ります。同時になめらかで柔らかな舌触り、雅な緑香が口中に漂い、落ち着いた佇まいが格調と気品をもたらしています。

(インポーター資料より抜粋)



「ケックフランコシュ 2022」
750ml 8,580円(税込)

Kékfrankos(ケックフランコシュ=フランコフカ=ブラウフレンキッシュ)。泥(赤土)、石灰、堆積岩。スレム地区、Dobrad vineyard。2006年植樹。畝間の耕作を2020年より取りやめ、生命の多様性を重視しています。Kekfrankosのすべての個性を余すところなく表現させるために、Rebel同様収穫を三回に分けて、それぞれ5日間のマセラシオン。500lの古樽(10年使用)で2年熟成。瓶詰前にブレンドして、無濾過、無清澄、亜硫酸無添加にて瓶詰め。
抜栓したては固い印象。30分経つと徐々に香りが開き始めます。ハスカップ、ブルーベリー、ブラックチェリー。徐々にさくら、ヨモギ、カンパリなど香りが豊富になっていきます。なめらかな質感で、とろみがあり、マイルドな液体にうっとり。時間と共に風味はさらに増していき、きめ細かいタンニンとやさしい酸味がマッチして、ワインは一体となっていきます。数年熟成させれば、より高貴なワインとなることでしょう。

(インポーター資料より抜粋)



「カダルカ 1880 2022」
750ml 17,600円(税込)

カダルカ100%(自根)。収量は10hl/ha以下。2メートルにも達する深い砂地の土壌、50センチの砂、その下に泥土、石灰、黄土など。0.5haあり、0.33haにカダルカが植えられています。歴史的にも貴重なこの畑のカダルカには6種類のクローンがあります。スヴォティッア地区(Nosza hill)。
プレフィロキセラのあまりにも貴重なカダルカ。1880年植樹。良作年のみ生産されるスペシャルキュベです。手摘みで収穫。除梗したブドウを開放桶で10日間のマセラシオンおよび発酵、500lのフレンチオークで12か月の熟成。亜硫酸少量添加、無清澄、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。
この世に『特別なワイン』というものがあるのだとすれば、このワインは紛れもなくその一本に数えられることでしょう。複合的な赤いアロマは混然一体として、世界中のどこにもない果実として感じられます。その美しさに只々魅了されるのです。あえて表現するならば、リンゴ、サクランボ、梅、オレンジ、完熟したとびきり甘いイチゴでしょうか。美しいグリーン系の香り、和ハーブやパセリのニュアンスも感じます。凝縮しているのに軽やかで、緻密でありながら、力強い。すべては溶け合い調和しているのです。優美な余韻に永遠を感じます。2022年もまた破格の味わいです。

(インポーター資料より抜粋)

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