【今週の日本ワイン入荷情報】

【今週の日本ワイン入荷情報】

今週の入荷情報をまとめて紹介!


カーブドッチ

「アルバリーニョ 2023」
750ml 6,160円(税込)

真に土地と品種がマッチしたとき、ワインはその土地の風土を液体から感じさせます。
私達にとってアルバリーニョは正に風土を現しうる品種です。
角田浜という名前が表すとおりこのぶどうが植えられている自社農園は砂浜のような極端な砂質土壌。
水を含まない砂の軽やかさと乾いた砂を手ですくった時に手からこぼれるようなサラッとした潔さがワインにも現れています。
そしてかすかな塩味を感じるのは海岸まで1.5kmという立地のせいでしょうか。
本場スペインのリアスバイシャス産アルバリーニョとはベクトルは違いますが、間違いなく土地に適合した品種とワインであると確信しています。
2023年は7月20日~9月15日まで全く雨が降らなかった年。
極端な水不足で多くの房がしぼんでいく中、健全なぶどうのみを集めて造ったのがこのワインです。酸の穏やかさと果実の強さ、凝縮感にその気候が表れました。
そして驚くことに、こういった特異な気候ですら砂質アルバリーニョ最大の特徴の華やかな香りはしっかりグラスから感じ取れます。
砂質のアルバリーニョの可能性を感じてください。

(生産者資料より)



「ファンピー オレンジ 2023」
750ml 2,860円(税込)

食用ぶどうの可能性を探求すること、そして楽しくてハッピーな味わいを目指しているのがファンピーシリーズです。
ファンピーオレンジはデラウェアとナイアガラをベースに、ごく少量のケルナーとソーヴィニョンブランを原料にしました。
オレンジワインに馴染みがない方にも受け入れやすいよう、軽やかなスタイルに仕上げています。
瓶詰直後は香りが重たく沈んでしまってドキドキしましたが、今飲むと華やかで軽やかになって実にFUNPYです。
トップに感じるのは華やかな南国フルーツのニュアンスとマスカット香、全房由来のジンジャー感。味わいはドライで軽やか。マセラシオン由来の渋みも感じ取ることができます。
色々な温度帯で試飲を行いましたが、あまり冷やしすぎない方がバランス良さそうです。
飲む30分くらい前に冷蔵庫に入れてお楽しみください。

(生産者資料より)



「やまどり舞う(ラブルスカ) 2023」
750ml 3,190円(税込)

どうぶつシリーズは醸造家掛川の趣味にはしったワイン達。そのため通常のカーブドッチワインとは味わいが少し異なります。自園で収穫したぶどうを原料に、優しく体に染み入るようなワインを目指して造りました。

久しぶりにやまどり舞うを造りました。
使用品種は「やまどり飛ぶ」とほぼ同じ(スチューベンとキャンベルがベース)ですが、このワインはスティルワインなので微妙にブレンド比率に手を加えました。
トップに来るのはピンクグレープフルーツやイチゴのニュアンス。
口に含むと程よいボリューム感があり、最後は穏やかな酸がジワっと広がります。
生食ぶどうの可愛らしさを前面に出しながらワインとしてのバランスが整っていて、とても親しみが持てます。
こういうワイン好きだなあとしみじみ思います。
今では食用ブドウのラインナップとしてFUNPYがありますが、あちらは瓶詰時にSO2を少量添加するスタイル。
こちらはどうぶつシリーズなので完全無添加です。
今更SO2の是非を問う気はなく、こちらの方がゆるゆるしていますよという説明と受け取っていただければ幸いです。

(生産者資料より)

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