生産者:ダニエーレ・ピッチニン
生産地:イタリア / ヴェネト
ソムリエとして働いていたダニエーレ ピッチニンは、2003年(23歳のとき)に偶然試飲したアンジョリーノ マウレ(ラ ビアンカーラ)のワインによって大きく動き始めました。今まで自分が扱ってきたワインと全く違う世界観で造られているワインの味わいに驚き、それが何から生まれているのかを知るために、休日にアンジョリーノ(当時50歳)のワイナリーを訪れ、畑仕事や醸造の手伝いをするようになります。その中でアンジョリーノから言われた「ブドウを潰したらワインになるんだよ」という言葉は、現代醸造で必要とされている工程や化学的な加工用の調剤がなくともワインを造ることができることを改めてダニエーレに気付かせ、醸造がシンプルなだけに逆に底が知れない奥深さがあるワイン造りに魅了されるきっかけとなりました。
ワイン造りで生きていくことを決めたダニエーレはすぐにワイナリーをスタート。祖父が生まれ育ったムーニ地区の自宅近くの自分で開墾した畑でブドウを収穫、自身の初めてのワインを醸造しました。
2009年までは醸造設備を借りていたが、2010年以降はすべての作業を自らのワイナリーで行っています。
(インポーター資料より抜粋)
「エポケー 2020」
750ml 5,390円(税込)
鋭い酸が特徴のドゥレッラで造るスプマンテ。標高の低い、収穫時期が若干早い区画の中で、熟度的に最も手前のブドウをこのワインに使い、それよりも熟度の高いものをムーニに、そして選りすぐりのものをモンテマーグロに使用する。
ステンレスタンクで半年間の醗酵&熟成。同年のドゥレッラの一部を陰干しし、干しブドウのモストをタンクで熟成させていたドゥレッラにブレンドしボトリング。2年間シュールリーの状態として、瓶内二次醗酵を促す。
(インポーター資料より)
「ローザ ペル ヴォイ 2020」
750ml 4,620円(税込)
エポケーに使用されるベースのワイン(ドゥレッラ)に、カリペ(ピノネーロ)のプレスワインをブレンドして造るロゼスプマンテ。
ひと手間がかかっている分、価格的にもエポケより高くてもおかしくないような気もするのですが、カリペには使わずデクラスすることにしたプレスワインを二次利用したワインなので、エポケよりも価格を安くすることにしたそう。
ボトルによっては、酒石の結晶がボトルに散見するようですが、品質には何の問題もありません。
(インポーター資料より)
「ビアンコ ムーニ 2022」
750ml 3,300円(税込)
シャルドネは収穫、除梗し、皮ごと24時間マセレーションを行った後に圧搾、ステンレスタンクで醗酵。ドゥレッラはプレス後ダイレクトにステンレスタンクで醗酵(ドゥレッラの持つ色素が酸化しやすいという特性があるため、マセレーションの仕方については未だ模索中)。10か月間木樽で熟成の後にボトリング。
(インポーター資料より)