【今週の海外ワイン入荷情報】マルセル・ラピエール

【今週の海外ワイン入荷情報】マルセル・ラピエール

生産者:マルセル・ラピエール
生産地:フランス / ボジョレー

フランス自然派ワインの父、マルセル ラピエール。「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた自然派ワイン生産者が活躍しています。
ヌーヴォーに代表される庶民的ワインの代表でもあるボジョレーは、早飲みでフレッシュさが特徴とされ、一般的に品質を語る物ではありませんでした。しかしラピエールのボジョレーは、そのピュアな味わいと、繊細かつ濃密で、しかも熟成する事でより一層の魅力を増す、常識を遥かに越えるものであり、新しいボジョレーの世界を切り開きました。

2005年からは、その偉大なる父の後をマルセルの長男マチュー ラピエールがドメーヌで栽培・醸造を引き継ぎました。そのスタイルは「自然派ワインの原点」と呼ぶにふさわしい純粋で緻密な味わいで、古くからラピエールのワインを知る人曰く、1990年代初期のマルセル ラピエールのワインのようだとか。

栽培においては、その土地の個性を十分にいかす為に出来る限り自然な農業を行い、自然環境やその中にいる微生物を大事にしています。その自然酵母によって健全なブドウを発酵させる事で、人々の心を動かすほどの素晴らしいワインが生まれるのです。

(インポーター資料より抜粋)



「VdF レザン ゴーロワ 2024」
750ml 4,400円(税込)

キュヴェ名の由来は「ゴーロワ人 (ガリア人) のブドウ」。主にモルゴンの区画のガメイを用いて造られるこのワインは、いわば「プチ モルゴン」とも言うべきキュヴェです。
印象的なラベルのデザインは、ブラックユーモア溢れるイラストで有名なモーリス  シネ氏。シネ氏のイラストのとおり、ブドウそのもののをギュッと絞った様なフレッシュな風味のワインです。

花崗岩土壌に植えられた平均樹齢20年のガメイから造られ、化学肥料、除草剤は全く使用せず栽培され、亜硫酸や培養酵母は使用せずセミ マセラシオン カルボニックで醸造。約2か月間タンクで熟成させた後、ノンフィルターで瓶詰。

ラピエールの入門編として最適なこのキュヴェは、頭を悩ませて味わうのではなく、陽気に気楽に飲むことを目的として造られました。
このワインは、モルゴンのクリュ内で栽培されたガメイを使用していますが、若樹のため収量が多く、その結果ジューシーで鮮やか、遊び心のある果実味が特徴で、他キュヴェよりアルコール度数は低いです。

淡い透明感のあるラズベリーレッドの外観。
ロゼに近いくらいの色合いです。

ボジョレーヌーヴォーの様なキャンディ香と、いちごや熟したフランボワーズのチャーミングな香りを感じます。

味わいは、クランベリージュースの様な酸を伴った果実味を感じ、軽やかでみずみずしい飲み心地。 
ブルーベリーに似た軽やかなタンニンも感じられます。 

良く冷やして気軽に楽しんでいただきたい1本です

(インポーター資料より抜粋)



「モルゴン 2023」
750ml 7,040円(税込)

ラピエール家の原点ともいえるクリュ。
敷地面積15haの花崗岩土壌に植えられた平均樹齢70年のガメイから造られ、亜硫酸を添加せず、セミ マセラシオン カルボニック法で10〜21日間発酵。その後216Lの樽で約9か月間熟成。
紫がかったラズベリーレッド。

ユーカリや甘草、古木、メントールの清涼感のある香り。
少しずつ熟したいちごの香りも感じます。

味わいはイチジクの様な果実感を感じます。
酸がしっかりしていて、余韻にはアールグレイのようなタンニンを感じます。

タンニンはまだ硬さを感じますが、少し熟成をさせるとポテンシャルを発揮しそうな飲みごたえがあります。

秋の味覚と共に秋を感じられる味わいのワインです。 

(インポーター資料より抜粋)

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