生産者:ピエール・フリック
生産地:フランス / アルザス
1970年にビオロジック、1981年にビオディナミを開始した、アルザス有機農法の先駆者。当主ジャン・ピエールは、コルマールの南、ファッフェンハイム村にあるブドウ農家の12代目。長年の真摯なビオディナミ栽培により力強さを備えたブドウ樹には生命力が吹き込まれ、近年はボルドー液の使用も大幅に低減した。12haの自社畑の一部は、ブルゴーニュと同じジュラ紀ドッガー時代(バトニアン期、バジョシアン期を含む)の魚卵状石灰岩も豊富。醸造時は、白品種も全て全房でプレスし、100年以上使い続ける30hlのフードル(大樽)で熟成。1988年以来、補糖を一度も行っていない。複数ある亜硫酸無添加キュヴェには立体感ある舌ざわりがともない、触覚的なテクスチュアが現れる。信条は、「ブドウの樹は、天と地をつなぐ架け橋。ワインの本質とは審美的なものであり、それは芸術の一分野を占めている。ワインは自然への愛と、畏怖の念が刻印されるべきものである」。
(インポーター資料より抜粋)
ピエール・フリック
「クレマン・ダルザス サン・シュルフィト・アジュテ 2019」
750ml 5,720円(税込)
洋梨、りんごの蜜、白い花などの華やかな香り。ふっくらとした果実味に旨味ものっていて味わい深く、いい熟成感。
▼醸造
40日間アルコール発酵
7ヵ月間大樽で熟成
残糖分で瓶内二次醗酵
▼備考
出来上がりのガス圧を得ることができる残糖を計算して、使用するブドウの割合をその年ごとに決める。
デゴルジュマン時に減る分は同じワインを足し、その際にもドザージュはしない。
(インポーター資料より抜粋)
「クレマン・ダルザス サン・シュルフィト・アジュテ 2020」
750ml 5,720円(税込)
膨らみある果実感。繊細な泡。
▼醸造
40日間アルコール発酵
7ヵ月間大樽で熟成
残糖分で瓶内二次醗酵
▼備考
出来上がりのガス圧を得ることができる残糖を計算して、使用するブドウの割合をその年ごとに決める。
デゴルジュマン時に減る分は同じワインを足し、その際にもドザージュはしない。
(インポーター資料より抜粋)
「ピノ・ブラン 2022」
750ml 4,400円(税込)
アルザスらしい果実味の厚みと、ピノブランらしい酸。フリック特有の柔らかい酒質。
▼畑
品種:ピノ・ブラン100%
植樹:1980年
位置:標高150m、東向き
土壌:石灰質粘土
▼醸造
約3週間のアルコール発酵
120年の経過したオーク樽で5ヵ月間の熟成
▼備考
ピエール・フリックの定番白ワイン。アルザスらしい果実味の厚みと、ピノブランらしい酸。
(インポーター資料より抜粋)
「リースリング 2022」
750ml 5,060円(税込)
凝縮感がありますが味わいはピュアでつるつると喉を通る。豊富な酸とミネラルが長い余韻へと続きます。
▼畑
品種:リースリング100%
植樹:1977年(Bihl区画)、1985年(その他区画)
位置:小さい丘の上、南向き(ビール)
土壌:黄土混じりの粘土石灰土壌
▼醸造
11ヵ月間アルコール発酵
オークの大樽でシュールリーしながら16ヵ月間熟成
▼備考
ピエール・フリックの定番白ワイン。原料としてブドウが使用される、3区画あるうちの2区画のBihlの畑で植え替えを行ったため、2019年は他の区画のRieslingを使用。そのため、先の約5年間は”Bihl”の呼称が外れる。
(インポーター資料より抜粋)
「ゲヴュルツトラミネール・マセラシオン サン・シュルフィト・アジュテ 2021」
750ml 5,940円(税込)
香り高いゲヴュルツトラミネール種を醸し、杏や紅茶、ジンジャーなど漂うオリエンタルな味わい。
▼畑
品種:ゲヴュルツトラミネール100%
植樹:1990年代
位置:標高350m、北東
土壌:黄土の石灰質粘土、鉄分を含む
石灰質粘土
▼醸造
7日間全房マセレーション
16日間アルコール発酵
オークのフードル(120年以上経過)で7ヵ月間熟成
▼備考
丘の頂上に位置する、ロット・ミュルレの区画は日照時間も多く、果実も熟しやすい。黄金に近いオレンジ色。柑橘類の花、赤い果実、シナモン、バニラ、生姜の香り。余韻は⾧く、胡椒やラム酒、バラやオレンジのジャムが感じられる。
(インポーター資料より抜粋)
「ピノ・グリ・マセラシオン サン・シュルフィト・アジュテ 2022」
750ml 6,050円(税込)
口当たりはドライですが、酸化的な甘みのニュアンスがあり。良く熟した果実を使っているので、品種固有のアロマも濃く複雑です。
▼畑
品種:ピノ・グリ100%
植樹:1980年、1999年
位置:標高270m(北向き)、標高230m(東向き)
土壌:石灰質粘土、石灰石
▼醸造
ステンレスタンクで1週間マセレーション
大樽で7ヵ月間熟成
▼備考
日当たりの特に良い、2つの区画のブドウを使用している。口当たりはドライだが、酸化的な甘みのニュアンスがあり、良く熟した果実を使っているので、品種固有のアロマも濃く、複雑。
(インポーター資料より抜粋)
「ピノ・ノワール フィザリス サン・シュルフィト・アジュテ 2022」
750ml 5,720円(税込)
しなやかなタンニンのソフトな口当たり。美しいバランスとエレガンスが特徴。
▼畑
品種:ピノ・ノワール100%
位置:東向き(ロット・ミュルレの丘に隣接)
土壌:レスを含む粘土石灰質
▼醸造
一週間全房発酵
古い大樽で10ヵ月間熟成
▼備考
Physalis=ホオズキの咲く畑からの単一区画キュヴェ。フレッシュな果実味が前面に出るよりも、スパイス、タバコ、カシス、スモークした肉などのアロマがあり、しなやかなタンニンのソフトな口当たりのワインができやすい区画。突出した鉱物感よりも美しいバランスとエレガンスが特徴。以前は区画の名を冠さないピノ・ノワールにブレンドしていたが、樹齢も落ち着いてきたため、2020VTからは分けて瓶詰めしている。
(インポーター資料より抜粋)