【今週の海外ワイン入荷情報】ドメーヌ・ラ・ボエム

【今週の海外ワイン入荷情報】ドメーヌ・ラ・ボエム

生産者:ドメーヌ・ラ・ボエム
生産地:フランス / オーヴェルニュ

元IBMのコンピューター技師のパトリックは、オーヴェルニュの鬼才ピエール・ボージェにワインを学びながら、2004年にコンピューターの仕事と平行して自らのドメーヌを起ち上げる。2009年にワイナリー一本に絞り、代表的なロゼペティアンと質の高い赤白ワインを作る。2013年からイタリア自然派ワインの仲介を行うクルヴィスと共同でネゴシアンを立ち上げ現在に至る。
形式にこだわらず、古き良き伝統を守りつつ常に新しいことにチャレンジすることを志している。
(インポーター資料より抜粋)



「ピカポル 2023」
750ml 5,720円(税込)

前年同様にドメーヌ・ド・プティ・ルピィのトップの畑の中でも樹齢の一番古いブドウを使って仕込んでいる。パトリック曰く、2023年はテロワールを最大限に引き出せた当たり年とのこと。ピクプールはミュスカデのように大量生産が可能な品種のため、早期収穫だと青さが目立ち、反対に収穫を待ちすぎるとオイリーでフラットなワインになりやすく、テロワールと収量そして収穫のタイミングがとても重要となる。今までテロワール(しかもヴィエーユ・ヴィーニュというボーナス付き)、収穫のタイミングは彼なりにクリアしていたのだが、収量調整は生産者の判断に任せていた。だが今回、偶然にもミルデューにより収量が減ったため、結果的に酸を残すために早期収穫しても青さの残らないベストなタイミングで収穫に臨むことができた。醸造は、パトリックが「もう少しだけボラティルがあれば…」と悔やむくらい発酵が順調だった。出来上がったワインは、前年よりもフレッシュでキリっとしたミネラルと酸の締まりがあり、ダシのような旨味が心地よい!ブラインドだと北のワインをイメージするような清涼感があり、確かにパトリックの言う通り、品種の個性以上にテロワールがしっかりと味わいに反映されたとても魅力的なワインだ!

樹齢:51年平均
土壌:褐色粘土・石灰質
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で2週間
熟成:ジャー(炻器)12hLで8ヶ月
マリアージュ(生産者):生ガキ、ムールマリ二エール
ワインの飲み頃:2025年~2030年 供出温度:9℃

▼テイスティングコメント
色合いは透明感のあるレモン色。グレープフルーツ、黄リンゴ、白い花の香り。ワインはフレッシュ&フルーティーで軽快な酸があり、透明感のあるエキスに澄んだダシのような旨味、滋味深く鉱物的なミネラルがきれいに溶け込む!

▼備考
収穫日は8月29日と例年並みだった。収量はミルデューの被害により40 hL/haとやや減収だった!買いブドウはラングドックのビオ生産者ドメーヌ・ド・プティ・ルビィから!生産者から信頼を得ることで、前年同様に樹齢の古いブドウを分けてもらうことに成功した!ワイン名のPicapolはピクプールのカタローニュ地方の呼び名Picapollから最後のLを外して名付けた!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)



750ml 5,720円(税込)

2022年のシュナンが10g/L糖を残したまま発酵がスタッグしてしまったため、急きょ2023年の発酵中のシャルドネに混ぜ完全発酵させたのがこのセー・セー。アッサンブラージュの比率がシャルドネ70%、シュナン30%とミレジム的には2023年のシャルドネの比率が高いが、パトリックとしてはシュナンのキャラクターを強調したいということで、メインラベルの左上に小さく記載されているミレジムはL22と2022年にした。ややこしいが、そこはナチュラルワイン生産者のこだわりということでどうぞご勘弁を…。でも、さすがは醸造の魔術師パトリック。シュナンとシャルドネのアッサンブラージュは予定外だったが、結果的にワインはシャルドネ単体の上を行く印象深い味わいにまとめ上げられた!彼曰く、香りにあるミュスカのようなアロマとマセラシオンを施したようなタイトなミネラルはオーヴェルニュのシャルドネから来るもので、そこにシュナンの骨太な酸が骨格に加わりワインの味わいが一段上に昇華したとのこと。確かに、香りにあるマスカットのようなアロマと、アルコール度数13%とは思えない清涼感とヴィヴィッドな酸、トーストしていない新樽で寝かせたような収斂味が心地よく、シャルドネ単体では出ないシュナンの複雑さもはっきりと感じる!パトリックの醸造センスの高さが窺えるシンプルに美味しいワインだ!

樹齢:40年~80年
土壌:石灰質の混ざった玄武岩、シスト
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で1ヶ月~13ヶ月
熟成:2022年のシュナンをファイバータンクとフードル23hLで12ヶ月、その後2023年の発酵中のシャルドネにアッサンブラージュしステンレスタンクで9ヶ月
マリアージュ(生産者):ロットのメダイヨンカレー風味、鶏胸肉のポシェレモンソース
ワインの飲み頃:2025年~2030年 供出温度:9℃

▼テイスティングコメント
色合いは透明感のある淡いイエロー。マスカット、ライチ、スズラン、西洋菩提樹の香り。ワインはフレッシュかつはっきりとしたストラクチャーがあり、グレープフルーツのような柑橘系のエキスに溶け込むタイトな酸、鉱物的なミネラルが余韻を引き締める!

▼備考
収穫日はシャルドネが2023年9月3日、シュナンが2022年9月15日。収量は40hL/ha。2022年シュナンの発酵が1年で終わらず、途中発酵中の2023年シャルドネにアッサンブラージュして発酵を完全に終わらせた!シュナンはロワールのダミアン・ビュロー、シャルドネはとオーヴェルニュのドメーヌ・ジャルゴヴィアから!ワイン名はシャルドネ、シュナンの頭文字を取って名付けた!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)



750ml 7,700円(税込)

パトリックがガメイ・ド・オーヴェルニュの次に関心のある品種であるモンドゥーズ。超晩熟品種でアルコール度数は低く酸味があるのが特徴。昔オーヴェルニュでも栽培されていたらしく、これからの温暖化に適応する品種として彼は注目している。買いブドウは標高700mにあるモンドゥーズの樹齢70年になるヴィエーユ・ヴィーニュで、泥土上の石灰がチョーキーで洗練された上品な味わいを生み出す。2021年は雨の多い涼しい年で、春の遅霜から始まり、ミルデュー、一部雹の被害とブドウが凶作の年だった。だが、早くから収量が少なかったことで、残りのブドウに全てのエネルギーが集中した。モンドゥーズはタンニンが豊富で田舎臭さもあるため、野趣味を落ち着かせるために熟成にジャー(炻器タンク)を用い2年熟成させた。出来上がったワインは、前年同様にコクのある上品な果実味とアルコール度数11%とは思えない骨格を兼ね備えた飲みごたえのある味わいに仕上がっている!パトリック曰く、モンドゥーズの魅力は、初めは田舎臭いが熟成すると超エレガントなワインに化けるところ。今回のエム・オー2021年もやっとタンニンがこなれた段階で、これからあと5年~10年寝かせることによりモンドゥーズのポテンシャルがどんどん開花されるとのこと!

樹齢:71年
土壌:泥土の石灰質・粘土質
マセラシオン:スミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで21日間
醗酵:自然酵母で20日間
熟成:9hL、6hLのジャー(炻器)で24ヶ月
マリアージュ(生産者):野鳩のロティサルミソース、骨付き仔羊の香草焼き
ワインの飲み頃:2025年~2040年 供出温度:16℃

▼テイスティングコメント
色合いは透明感のある淡いガーネット色。ミュール、カシスの芽、クレソン、クローブの香り。ワインはミディアムボディでみずみずしい。コクのある果実味が染み入るように優しく、骨格を支える酸、滋味深いミネラル、優しいタンニンの収斂味がぎゅっと凝縮し味わいに詰まっている!

▼備考
収穫日は10月12日と例年並みだった。収量は春の遅霜とミルデューにより20hL/haと大幅減収だった!モンドゥーズは昔オーヴェルニュにも存在していたことから、パトリックが長年仕込んでみたかった品種!買いブドウは、サヴォワのビオ生産者ドメーヌ・シュヴィヤールから!畑の標高は700m!ワイン名のMOはMondeuseの頭文字から取った!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)



750ml 6,050円(税込)

畑がかの有名なガリア戦記に登場するゲルゴウィアの戦いの舞台となった丘にあり、母岩の石灰岩と表土の火山岩が入り混じる良質な土壌からできるオーヴェルニュのピノノワールがこの P(ぺー)。2023年は収穫直前まで理想の天候だったのだが、8月中旬から南から上がる熱風の影響でブドウの水分が抜け、結果ピノノワールは糖度が高くレーズンのように凝縮していた。そこでパトリックは買いブドウ生産者と相談し、味わいのバランスを取るために糖度の低い晩熟のヴィエーユ・ヴィーニュのガメイ・ド・オーヴェルニュを10%分だけ分けてもらいピノノワールとアッサンブラージュした。醸造はフレッシュさを保つためにステンレスタンクを使用。出来上がったワインは、アルコール度数が14%もあるのに果実味がエレガントで酸がありとてもバランスが良い!ただ、この年のぺーはストラクチャーがあり味わいもしっかりしているので、今飲むのは少しもったいない気がする。パトリックも、ブラインドだと一昔前のボエムの幻のキュヴェ「リットル・ド・ラ・ジャングル」を彷彿させるとの高評価を与える。もし可能であるならば、あと5年は寝かせてほしい!

樹齢:31年~90年
土壌:石灰質の混ざった玄武岩
マセラシオン:スミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで15日間
醗酵:自然酵母で1ヶ月
熟成:ステンレスタンクで10ヶ月
マリアージュ(生産者):フォアグラのソテー、マンステールチーズ
ワインの飲み頃:2025年~2040年 供出温度:16℃

▼テイスティングコメント
色合いは少し濁りのあるガーネット色。グロゼイユ、グリオット、サワーチェリー、タバコの葉の香り。ワインはミディアムボディからフルボディ。果実味が艶やかでボリュームがあり、キュートで強かな酸、ほんのりビターなミネラル、繊細なタンニンの収斂味が骨格を形成する!

▼備考
収穫日は9月6日とブドウが早熟だった!収量はブドウ焼けによる被害で35 hL/haと若干減収だった!ワインのコンセプトは、品質の保証されたピュアなブドウでつくるラ・ボエムの入口的なワイン!買いブドウはオーヴェルニュのビオブドウ栽培者ドメーヌ・ジャルゴヴィアから!ワイン名はピノノワールの頭文字を取って名付けた!エチケットのデザインはピノノワールの畑のある丘、ガリア戦記の中の有名なゲルゴウィアの戦いの舞台となった丘とその記念碑が描かれている!SO2 無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
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