生産者:ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
生産地:フランス / ブルゴーニュ
コート・ド・ニュイの北の端、マルサネの評価を一新する力量を持つ生産者。当主シルヴァン・パタイユは、ボーヌとボルドーの二つの醸造学校を卒業後、故郷ブルゴーニュで醸造コンサルタントとして活躍。1999年に祖父の畑を譲り受け、自社生産を開始。契約畑を含め15haを耕作し、2008年からは一部の区画でビオディナミも開始。醸造は野生酵母のみで、原則的に全房で発酵させ、過度な抽出を避け、まるで果皮を煎じるようにゆっくりと長めのマセレーション(30日前後)を行う。熟成には大樽も併用。その結果生まれるピノ・ノワールは、温かさの奥に確たるエネルギーに溢れ、ミネラル風味と清涼感、美しい果実味と繊細な味わいがある。亜硫酸使用も非常に低く、ナチュラル志向が感じ取れる。ロゼにも1930~1956年植樹の古木を使用。マルサネ・ルージュ・ランセストラルは1930~1945年植樹の古木のみ使用する。その手腕は現地でも高く評価され、現在醸造コンサルティングの契約も増加している。
(インポーター資料より抜粋)
「ブルゴーニュ・アリゴテ 2022」
750ml 6,380円(税込)
▼畑
品種:アリゴテ・ドレ100%
植樹:1930年代~1961年
位置:標高250m、東向き
土壌:粘土、泥炭岩、石灰岩、砂利
▼醸造
木樽とステンレスタンクで醗酵
古樽で18か月熟成
▼備考
シャン・フォレとレ・ゾヴォンヌの畑の買いブドウ。マルサネ村にはシルヴァン所有の畑だけでなくとも、アリゴテの古樹が残る。アリゴテの農家を買い支えるためにも、シルヴァンは本キュヴェを造り続ける。エントリーレベルのアリゴテながら、単純さはなく、複雑味を備えている。
(インポーター資料より抜粋)
「ブルゴーニュ・ルージュ 2022」
750ml 7,370円(税込)
▼畑
品種:ピノ・ノワール100%
植樹:1950~1970年代
土壌:粘土石灰質
▼醸造
樽(新樽15%)で醗酵
古樽で12ヵ月間の熟成
▼備考
マルサネ村周辺の買いブドウによるエントリーレベルのピノ・ノワール。すべてがバイオロジック栽培認証のブドウではないが、マルサネではコート・ドールでは珍しく、90%の畑でバイオロジック栽培が行われていて、認証がなくともシルヴァンが良いブドウを栽培していると判断した農家からのみブドウを購入。
(インポーター資料より抜粋)