生産者:ドメーヌ・ガングランジェ
生産地:フランス / アルザス
オーナーであるジャン・フランソワは、⽗がブドウ栽培農家だったので、物⼼ついた時から⽗の仕事を⼿伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990年に父の後を継ぐ。1996年に従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に⽬覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。翌年の1997年は、マルセル・ダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会へ参加し、それ以降畑の農法にビオディナミを取り⼊れることとなる。
1999年、⽗の完全な引退と同時にドメーヌ・ガングランジェを起ち上げ、⾃らのワインを作り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001年にデメテールの認証を取得し現在に⾄る。
畑の仕事にビオディナミを積極的に取り⼊れ、⼟壌とブドウの樹にとっての最⾼のバランスを常に追い求める。もちろん畑だけではなく、瓶詰タイミングなどの醸造⾯にもおよぶ。アルザスの伝統⼤樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵⺟、酸化防⽌剤も最⼩限に抑えられた、いわば⾃然派タイプのワインを作る。
(インポーター資料より抜粋)
「ピノブラン 2023」
750ml 4,785円(税込)
樹齢:40年平均
土壌:グレ・ローズ(ピンクの小石)混じりの石灰質・粘土質
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で10ヶ月
熟成:20hLのフードルで12ヶ月
マリアージュ(生産者):桃と生ハムのサラダ仕立て、鯵のマリネ
ワインの飲み頃:2025年~2030年
供出温度:7℃
▼テイスティングコメント
少し濁りのある淡い黄金色。パイナップル、スモモ、スズラン、フュメの香り。透明感のあるエキスがフルーティーで白桃のようなほんのりとした優しい甘みがあり、線の細い強かな酸とチョーキーなミネラルがきれいに溶けこむ!
▼備考
収穫日はピノオークセロワが9月11日、ピノブランが9月13日とブドウが早熟だった!収量は50 hL/haと例年並み。残糖は2.5g/L。ピノオークセロワとピノブランピノオークセロワの発酵が停滞気味だったため、発酵の進行が良好だったピノブランを途中でアッサンブラージュした!グレローズ土壌は華やかな香り、石灰質土壌は洗練されたミネラル感をワインにもたらす!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
「レルシュンベルグ・エール 2023」
750ml 4,950円(税込)
樹齢:43年~57年
土壌:泥状石灰質
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で12ヶ月
熟成:ステンレスタンクで13ヶ月
マリアージュ(生産者):ニジマスのアーモンド焼き、シュークルート
ワインの飲み頃:2025年~2030年
供出温度:9℃
▼テイスティングコメント
透明感のあるレモン色。ライム、レモングラス、ジュニパーベリー、タールの香り。ワインはピュアかつフレッシュではっきりとしたストラクチャーがあり、透明感のあるフルーティーなエキスに真っ直ぐな酸、滋味深くチョーキーなミネラル、ダシのように凝縮された旨味がきれいに溶け込む!
▼備考
収穫日は9月27日と例年並み。収量は60 hL/haと豊作に恵まれた!残糖は2g/L。ワインは旧リースリングだが、VdFで申請したため法律上品種の名前を名乗ることができず、代わりに畑名をワイン名にしリースリングの頭文字Rを加えた!100%石灰質土壌から生まれるワインは、ミネラルのキメが細かく酸にフィネスがある!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
「ミュスカ 2023」
750ml 4,950円(税込)
樹齢:40年平均
土壌:アラゴナイト混じりの石灰質
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で9ヶ月
熟成:ステンレスタンクで11ヶ月
マリアージュ(生産者):白身魚のカルパッチョ、タコとコリアンダーのエスニックサラダ
ワインの飲み頃:2025年~2030年
供出温度:9℃
▼テイスティングコメント
少し濁りのあるうっすらピンクがかった淡い黄金色。白桃、ライチ、ジンジャー、ジャスミンの香り。ワインはほんのりフルーティーかつスパイシーで鼻に抜ける白いバラの香りが官能的で、染み入るような白い果実の優しいエキスをチョーキーなミネラル、ハッサクのような柑橘系の酸がじわっと引き締める!
▼備考
収穫日はミュスカプティグレンが9月8日、ミュスカダルザスが9月14日とブドウが早熟だった!収量は、開花期の降雨により一部で花ぶるいが発生し、結実不良となった結果40hL/haとやや減収だった!残糖は1.5g/Lの辛口!ミュスカプティグレンはアルコールのボリュームと骨格、ミュスカダルザスは酸のフレッシュさと軽快さをワインに与える!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
「ピノグリ シュタイネール 2022」
750ml 7,920円(税込)
樹齢:47年平均
土壌:アラゴナイト混じりの石灰質
マセラシオン:なし
醗酵:自然酵母で12ヶ月
熟成:10hLのフードルで13ヶ月
マリアージュ(生産者):アワビのステーキ、若鶏のロティ
ワインの飲み頃:2025年~2035年
供出温度:9℃
▼テイスティングコメント
透明感のあるレモン色。カリン、マカダミアナッツ、フュメ、火打石の香り。ワインは静謐かつピュアなエキスが上品で染み入るように優しくフィネスがあり、洗練された線の細い酸、収斂にも似たチョーキーなミネラルの凝縮味がきれいに溶け込む!
▼備考
収穫日は9月7日とブドウが早熟だった!収量は日照りにより30 hL/haと減収だった!残糖は1.2g/Lの辛口。畑はグランクリュだが、グランクリュの申請に価値を見出さないガングランジェは敢えてVdFに格下げしてリリースしている!グランクリュ・シュタイネールのアラゴナイト土壌から来るミネラルは上質でStein(石)のように硬い!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)
「ピノノワール 2023」
750ml 4,950円(税込)
樹齢:36年平均
土壌:グレ・ローズ(ピンクの小石)、混じりの石灰質・粘土質、アラゴナイト混じりの石灰質
マセラシオン:スミマセラシオンカルボニック、ステンレスタンクで5週間
醗酵:自然酵母で2ヶ月
熟成:23hLのフードルで12ヶ月
マリアージュ(生産者):ロニョンドヴォー、リエーブルアラロワイヤル
ワインの飲み頃:2025年~2035年
供出温度:18℃
▼テイスティングコメント
透明感のあるガーネット色。グリオット、バラの花弁、シソ、柴漬けの香り。フルボディ。ワインは滑らかかつジューシーでコクのある凝縮した果実味にボリューム感があり、塩気のある鉱物的なミネラルの旨味、繊細で強かな酸、若いタンニンが骨格を引き締める!
▼備考
収穫日は9月19日と例年並みだった。収量は日照りにもかかわらず45 hL/haと例年並みだった。2017年に植樹したグランクリュ シュタイネールの区画内に植えられているピノノワールも一緒にアッサンブラージュされている!SO2無添加!ノンフィルター!
(インポーター資料より抜粋)