生産者:ツヴァイ・ナトゥーキンダー
生産地:ドイツ / フランケン
「ピュアでジューシー、かつクリーンでエレガント、生命とエナジーが詰まった本物ナチュラルワイン」。
2naturekinder (ツヴァイ・ナトゥーキンダー )は、Micheal Voelker(ミヒャエル・フォルカー ) とMelanie Drese(メラニー・ドレセ )のプロジェクトです。
二人は以前、世界中を旅し、ロンドン、ニューヨークに住み、出版分野で働いていましたが、ナチュラルワインに魅了され、2013年、ドイツのフランケン地方のマイン川近くで1843年から続くミカエルの家族の畑を引き継ぎ、自然でピュアなワイン造りを始めました。
「何も追加せず、何も取り去らず」を哲学に、貝殻石灰岩土壌とコイパーと呼ばれる泥灰土(マルヌ)土壌で、フランケン地方のぶどうを育て、よいバランスの中にもエッジがある美しいワインを造っています。
ミヒャエルはブドウ園のコウモリに特に関心があり、コウモリのラベルはその影響を受けており、ブドウ園におけるコウモリの役割についての研究プロジェクトを後援しています。2018年には、その活動およびコウモリワインとして知られるフレーダーマウスワインが 国連の「生物多様性䛾 10年 - 2011-2020 UNITED NATIONS DECADE ON BIODIVERSITY」のプロジェクトとして表彰されました。
ドイツのナチュラルワイン黎明期から、優しさと情熱とともに、真摯に土壌づくりから始め、同時にコウモリを中心とした地域の環境保全にも力を入れ、亜硫酸も入れない本物のナチュラルワインを造る彼らは、ブランドブロスなど、その後に出現した本物ナチュラルワインメーカー達に多くのインスピレーションを与えています。
(インポーター資料より抜粋)
「バッカス ペットナット 2022」
750ml 5,280円(税込)
バッカスは美しくほのかにアロマティックさのある品種です。日焼けや霜、その他あらゆる種類の病気の影響を受けやすく、収量は年ごとにかなり変化しますが、栽培がうまくいくと、扱うのが楽しい品種です。1/3は果皮のまま 5日間発酵させ、残りは直接圧搾しました。圧搾後、両方をブレンドし、残糖9g/lで瓶詰めしました。発酵終了後、翌年の春に手作業で澱引きを行いま す。少し還元していますがスワリングするととれてきます。泡は穏やか。白い花や黄色い果実の香り。 口に含むと香りの印象そのままにカリンやはちみつのような味わいとうまみが広がりアフターも長めです。
(インポーター資料より抜粋)
「ヴァインシュヴァルマー 2021」
750ml 6,600円(税込)
このワインは、私たちの地域に生息する美しい色の蛾「Weinschwärmer」(Deilephila porcellus = 小さなベニスズメ)に捧げています。その蛾の名前に「ワイン」という言葉が含まれているだけでなく、この地域のコウモリ達のごちそうでもあります。
ピノ・グリとしても知られるグラウブルグンダーとリースリングのブレンドです。この2つの品種は、それぞれワイナリー近くの石灰岩の丘で隣り合って栽培されています。グラウブルグンダー の美しい青ピンク色をしていて、その色と果実味を抽出するために、除梗し、砕いた果実を皮ごと約10日間発酵させました。
収穫の最後はリースリングで、直接圧搾しました。どちらも大きな古いオーク樽で熟成してから澱引きし、翌年夏にブレンドし、さらに6か月間タンクで 熟成して瓶詰めしました。
このワインのコンセプトは、非常に熟したおだやかな酸のグラ ウブルグンダーから色味と、ヴィンテージによっては赤い果実の風味を引き出すことです。20~30%加えたリースリング由来鋭い酸味が複雑さをさらに高めています。
2021年は雨の影響により例年よりグラウブルグンダーの色が薄くなりました。外観は少し濁った夕焼けに近いアンバー色。ローズヒップやグレープフルーツのような柑橘系でやや華やかさもある香り。
ピノグリの果実味にリースリング由来の酸とのバランスが非常によく、ヴァニラを思わせるようなニュアンスもあり奥行きのある味わいです。
(インポーター資料より抜粋)
「フレーダーマウス ヴァイス 2021」
750ml 5,170円(税込)
2020年は霜に悩まされたヴィンテージに続いて、2021年も難しい年で、雨が多く、うどんこ病が絶えず脅威となってあちこちで深刻な被害をもたらしました。それでも私たちが思い描いた通りのブレンド続けるのに十分な量のぶどうを収穫することができました。使用したのはほと んどが果実味を出すためのミュラー・トゥルガウで、ストラクチャーと酸を高めるためのシルヴァーナーを少しとアロマ感を出すための少量のリースリング。すべてすぐに圧搾し、瓶詰め 前に澱引きしてブレンドするまで、大きな古樽で熟成させました。
外観はにごった麦わら色。フレッシュなパイナップルのような果実味のな かに熟す前の桃やミントを思わせる爽やかな酸もあり複雑な味わい。
ミネラル感もありシュープではないがスリムな液体。洋梨䛾ような繊細な味わいが余韻に残ります。
(インポーター資料より抜粋)
「フレーダーマウス ロット 2022」
750ml 6,160円(税込)
私たちの最もアイコニックなワインであるフレーダーマウス(ドイツ語で「コウモリ」の意)は、単一畑のワインです。
ピノムニエという名前でも知られるシュヴァルツリースリングという品種で醸造しています。当初から、クラシックな赤ワインにもスパークリングの白ワインにもせず、マセラシオンカルボニックを行うことで、私たちが好きなドリンカブルなス
タイルに仕上げることを常に考えていました。2022年それが非常にうまくいきました。
ブドウ畑は町の中心にあり、15種類のコウモリの自然の生息地となっています。それを知った 私たちは、小さなプロジェクトを立ち上げ、それ以来堆肥化作業䛾ためにグアノ(コウモリの糞化石)を収集してきました。
薄濁りの赤。しっとりとした香りにほのかに揮発のニュアンスが心地よく重なります。いちごやアメリカンチェリーなどのベリー系の赤い果実にジャムのような少し深みのある味わいも。これぞまさに薄赤。
冷やしめにすると繊細な酸が全体を引き締めてよりおいしく飲めます。
(インポーター資料より抜粋)
「ファーター & ソン 2022」
750ml 4,620円(税込)
Vater & Sohn(ドイツ語で "父と息子 "の意味)は、私たちの白ワインのブレンドです。
ミュラー トゥルガウがこのワインの主役です。ミュラートゥルガウはすべて足踏みしてすぐに圧搾します。シルヴァーナーも同様です。発酵と熟成は、一部は大樽で一部はステンレスタンクで行います。翌年の夏まで澱とともに熟成させ、最終的にはリースリングとブレンドして瓶詰めします。このワインの名前は、ミヒャエルと彼の父親がまだ一緒にブレンドに取り組んでいた頃の思い出であり父へのオマージュです。
青リンゴやフレッシュな桃の香りのなかに白こしょうのニュアンス。和みかんのような柑橘系の味わいに冷涼感も感
じられます。派手さはないけれど穏やかで安定感のあるワインです。
(インポーター資料より抜粋)
「ヴィルトモイト 2022」
750ml 5,170円(税込)
WILDE MEUTE (元ドライフロインド)は野性の群れという意味のスキンコンタクトブレンドです。
主な品種はバッカスとシルヴァーナーで、仕上げにミュラー トゥルガウを少し加えています。シルヴァーナーとリー
スリングの交配種であるバッカスは、除梗して約1週間スキンコンタクトしたあと、ステンレスタンクで発酵を終え、その後10か月間澱とともに熟成させます。シルヴァーナーとミュラートゥルガウは、同じ方法で醸造されますが、発酵後のフランケン産のオーク樽で熟成を続けます。バッカスが柑橘系の酸味を与え、シルヴァーナーがハーブのニュアンスとミネラルのストラクチャーをもたらします。少量のミュラー・トゥルガウの凝縮感で最終的にブレンドが完璧なものとなります。
(インポーター資料より抜粋)