【今週の海外ワイン入荷情報】ソロ
生産者:ソロ
生産地:ハンガリー / トカイ
TOKAJI(トカイワイン)はワインの歴史の中で最も重要なワイン産地であり、最高峰の甘口と世界で評されながら、日本ではまだその本質、本領が伝わっているとは言いづらい状況です。
SZÓLÓ(ソロ)の当主であり醸造家のTímea Élessは、トカイ地方タリヤ(Tállya)村で生まれました。彼女の祖父母は地元のブドウ畑で収穫や接ぎ木の作業をしており、彼女自身も幼い頃からブドウ畑で農作業にかかわることで、ブドウへの愛情が自然に育まれていきました。紆余曲折あり、2009年祖父の0.3ヘクタールの土地を引き継ぐ機会が訪れます。Tímeaと夫のTamásは、家族が所有していた土地も含め、周辺地域で追加の区画をゆっくりと購入し、同時にワイン造りを始めます。2014年がファーストヴィンテージ。Tímeaは、最初からブドウの生命力と生物多様性を維持するために有機栽培を実践しました(2015年オーガニック認証)。現在はビオディナミに移行(2021年Demeter)。ワインを自然との関係性の表現としてとらえ、自然との調和が達成されたときに良いワインができるのだと信じています。
伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワインの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナチュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はそのエレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。
(インポーター資料より抜粋)
「レヴェゴ (気) 2022」
750ml 8,690円(税込)
フルミント100%黄土、Hetény畑(樹齢平均7年、黄土と岩が特徴)。Levego=Air。全房でプレス、その際デブルバージュはしません。半分をステンレスタンク、半分を675lの卵型のアンフォラ(ストーンウエア)にて発酵。完全に介入せずに澱の上で5カ月かけて熟成させます。無濾過、無清澄、亜硫酸無添加で、瓶詰めとなります。
Levegoとは『空気、気』の意味。酸とミネラルが強烈なフルミント種のワインでありながら、その名の通り、軽妙な味わいでふわりとした飲み心地に浮遊するような感覚を覚えます。温暖で乾燥した2022年は、黄土(レス)主体土壌のトカイ・フルミントをより表現した一本となりました。「丸みのあるテクスチャー」と「柔らかなミネラル感」がテーマです。
上品な柑橘に白桃やマンゴーがうっすらと香り、カモミールやセルフィーユが彩りを添える。フルミントらしいグリップ感とたなびく余韻との調和。強くエレガントな酸がいつでもワインの中心に感じられます。春の木漏れ日のような優しい美。
(インポーター資料より抜粋)
「フォルド (地) 2022」
750ml 9,020円(税込)
フルミント80%、ハルシュレヴェリュ20%。火山性土壌、流紋岩質凝灰岩、岩がとても多い。Sipos - Palota畑(樹齢平均60年)Fold=Earth。全房でプレス、その際デブルバージュはしません。675lの卵型アンフォラにて発酵。完全に介入せずに澱の上で5カ月かけて熟成させます。瓶詰めの直前に一度澱引きされますが、無濾過、亜硫酸無添加です。
Foldとは『大地、地』。キュベの中でも取り立ててミネラルが豊かで、重心の低い印象。フルーティーでパワフルな2022年にあっても変わらず、むしろ、その特徴はより明瞭に感じることできます。スイーティー、グレープフルーツなどの白い柑橘、パインの缶詰などが最初に香りますが、30分ほどたつとマンゴーや青パパイヤ、スモーキーさなども現れ、香りは厚みを増していきます。味わいも同様で時間経過とともに、うまみ、コクが増していきます。通じて強いミネラルが感じられ、奥行きに樟脳やミントを感じます。冷涼な白ワインで、これほどのパワフルさとミネラリティ。そして酸が高次のバランスで整っているワイン。トカイという土地の凄みを感じます。
(インポーター資料より抜粋)
「トゥズ (火) 2021」
750ml 9,020円(税込)
フルミント100%。火山性土壌、Bohomály畑(樹齢平均40年、流紋岩主体)。Taz=Fire。除梗をせずに4週間のマセラシオン、ミディアム+のトーストをしたセンプレンオーク樽で発酵および澱とともに23か月の熟成です。瓶詰めの直前に亜硫酸を14mg/l添加。無濾過、無清澄です。
Tuzとは『火』。その意味することは、トカイの大地に眠るマグマが表現するテロワールなのか、燎原に燃え広がる火のように口中を席巻する余韻なのか。21年のTuzはハルシュレヴェリュではなく、フルミント。リッチでゴージャスです。しかし、20年同様に、トカイの大地に眠るマグマや燎原に燃え広がる火のように口中で風味が広がっていきます。Timeaの確かなセンス、テイスティング能力に脱帽です。バニラと酢酸の香り、バナナの皮、アンズ、マンゴー。力強く芳醇です。奥行きには、カスミ草、クチナシ、タケノコなどの風味も感じられ、多彩な薫りを楽しめます。Szoloのワインの進化には目を見張るものがあります。
(インポーター資料より抜粋)
「トゥズ (火) 2022」
750ml 9,020円(税込)
ハルシュレヴェリュ100%。火山性土壌Tökösmály 畑(樹齢平均60年、流紋岩質凝灰岩主体)。Taz=Fire。除梗をせずに7日間のマセラシオン、ミディアム+のトーストをしたセンプレンオークの5年樽とステンレスタンクで発酵および澱とともに11か月の熟成です。亜硫酸無添加。無濾過、無清澄です。Tuzとは『火』。その意味することは、トカイの大地に眠るマグマが表現するテロワールなのか、燎原に燃え広がる火のように口中を席巻する余韻なのか。
プルメリア、きんかん、オレンジ、オレンジピール、陳皮。最初から素敵な香りですが、抜栓30分後、焦点はぐっと絞られて、より濃密で豊かな世界が現れます。オレンジリキュールをたっぷりまとわせたクレープシュゼット。口に含めばラムレーズン。ドライだった味わいもほんのりと甘みを感じるほどに。松葉の香りもありますね。なんともリッチで贅沢なワインですが、決して飲み飽きすることはありません。トカイらしいミネラルがこのワインに締まりをあたえています。
(インポーター資料より抜粋)
「オトディク (五) 2022」
750ml 9,680円(税込)
フルミント 60%、ハールシュレヴェリュ 40%。火山性土壌 Bártfai畑(樹齢平均40年流紋岩質凝灰岩、安山岩)。Bohomály畑(樹齢平均40年、流紋岩主体)Ötödik=five。2022年11月13日に手摘みで収穫。9年使用と5年使用の300Lオーク樽(ミディアムプラス・トースト)で発酵。樽を密閉せず、産膜酵母の膜の下で24ヶ月間熟成させました。2025年2月14日に極微量の亜硫酸(14mg/l)を添加。
Ötödikは数字の「五」を意味しますが、Timeaは、文化や伝統の創造者としての「人間性」の意味をその数字に込めました。Ötödikは、樽熟成をさせた伝統的なトカイ・スタイルです。 そこには、4つの元素(水、風、土、火)の助けを借りて文化を創り出す人間、すなわち「私=人間」の手の跡が現れるのです。
リンゴ、ヘーゼルナッツ、カモミール。シーソルト、野生のハーブ、シトラス。完全な辛口で、驚くほど複雑。塩味を感じるほどの強いミネラル感。火打ち石のようなスモーキーさと、長く続くナッティーな余韻が特徴的です。
(インポーター資料より抜粋)