今週の入荷情報をまとめて紹介!
さっぽろ藤野ワイナリー
「SHINKAI 2019」
750ml 3,080円(税込)
北海道産のミュラートゥルガウ、バッカス、ケルナーを用いた白ワインです。
それぞれホールバンチで時間をかけ丁寧に圧搾、翌日に澱引きし、野生酵母にて醗酵させました。2019年は猛暑と干ばつが特徴的な年となり、良く熟したブドウが取れた一方で、野生酵母での醗酵が長引き、約2年間かけて発酵が終わり、瓶詰めとなりました。マロラクティック醗酵も野生の乳酸菌により行っています。残糖分はほぼないのですが、耐圧瓶と王冠により瓶詰めしています。発泡は2025年リリース現在ありません。瓶詰め時に50ppmの酸化防止剤を添加しています。
2019年の気候は春先から順調に推移した年となり、夏は暑く乾燥した年となりました。秋の寒暖差により酸も残りながら熟したブドウの収穫が出来ましたが、ブドウに付着した野生酵母が少なかったのか発酵に手こずる状況となりました。揮発酸を含んだ酸のバランスや穀物香とワインの果実感、余韻の印象のバランスが整うまでに時間を要すると判断し、札幌の街中にて温度管理ができる地下室を借り、長期間の瓶内熟成に入りました。定期的に様子を見ながら4年間の瓶内熟成を経て遂にリリースとなりました。瓶詰めまでに2年、熟成期間に4年と約6年間ワイ ナリーとともにあったワインなのでどこか愛着もあり、寂しさもありますがついに旅立ちです。
現状でも多少の揮発酸や穀物香は感じられますが、時間をかけて向き合ってきた中で、グレー プフルーツやカリン、マスカット、マンゴーなどの果実が主体の味わいとなりました。香りも若草やハーブ、白い花などが感じられ、硬質感の中にも熟成によるまとまり、そして心地よい酸が 余韻を感じさせてくれる白ワインです。
無清澄剤、無ろ過のため、にごりやオリが含まれておりますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤も少量のため14℃以下での保存をお願いいたします。
(生産者資料より)
フェルミエ
「キュヴェ ドラゴン アッサンブラージュ」
750ml 7,480円(税込)
複数ヴィンテージのシャルドネとピノ・ノワールをアッサンブラージュした瓶内二次発酵方式のスパークリングワインです。手作業で丁寧にルミアージュ(澱を瓶口に集める動瓶)やデゴルジュマン(澱抜き)を行いました。
エチケット原画「龍」本間志穂美
(生産者資料より)
「キュヴェ ドラゴン ブラン・ド・ノワール」
750ml 6,930円(税込)
ピノ・ノワールを100%使用した瓶内二次発酵方式のスパークリングワインです。手作業で丁寧にルミアージュ(澱を瓶口に集める動瓶)やデゴルジュマン(澱抜き)を行いました。
エチケット原画「龍」本間志穂美
(生産者資料より)
レ・ヴァン・ヴィヴァン
「甲州 2024」
750ml 3,520円(税込)
▼特徴
・山梨県南アルプス市産の甲州を購入して造った白ワイン。
・最初の4日間は全房でセミマセラシオンカルボニック。
・5日目でそのままホールバンチプレスし、果汁のみの発酵に切り替える。
・発酵は 500L の大樽で樽発酵、低温で進める。
・1ヶ月程度で発酵が終了、そのまま大樽で瓶詰めまでシュールリー。
・樽熟成10か月、ウイヤージュ有り。
・滓引き後瓶詰め。
・仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は無添加。
・アルコール度数は高くなくどこまでもピュアで繊細な味わい。綺麗で伸びのある酸が特徴的。和柑橘の香りに樽のニュアンスが良く溶け込んでいる。ほろ苦い味わいが心地よい。日本ワインらしさがとても良く出ている。
(生産者資料より)
ファットリア・アルフィオーレ
「LAND. 2023」
750ml 4,000円(税込)
2021年2月15日、安藤 陸くんを偲ぶ会で、一部のみなさまにお渡したこのワインは、陸くんが2021年3月に、Fattoria AL FIOREを卒業して、海外でさらなる経験値を積むため、一つのステップとして、彼自身だけの手で仕込んだ特別なcuvéeでした。
しかしながら、不幸にも突然の病により、年末に倒れ、2021年1月11日に他界いたしました。
募る想いはさまざまありますが、彼の今後や展望を、いつも明るくいろんな人に話していたことが、つい昨日のことのようで、本当に残念でなりません。彼の身体から魂は抜けてしまいましたが、どこかできっと、いつものように、笑っていて、私たちを見守ってくれながら、また生まれ変わって、どこかで会えることを信じています。今までも、そしてこれからも変わらず、アルフィオーレスタッフの一員として、陸くんのLANDは、毎年、私目黒が仕込み続けていきます。
テクニカルについては、毎年私なりにぶどうと陸くんとの対話で、その年のベストで仕込んでいくものですが、2023年の仕込みに関しては、彼の生前の仕込みをトリビュートしながらも、年々進化するアルフィオーレ理論を交えて、よりバージョンアップした仕込みのオレンジデラウエアに仕上げております。
2022ヴィンテージは、なかなか状態が安定していないため、先に 2023ヴィンテージからのリリースに至りました。それはきっと、彼が今ここにいても同じ結果だと思っております。
本来であれば、命日にリリースさせてあげたいのですが、いかんせんワインも陸くんも、なかなかな難しい生き物でして、リリースのタイミングがずれてしまうことをお許しください。
◯味わい:夕張メロン、生姜、和三盆、リコリス
◯シーン:夕暮れ時の乾杯や、食後にゆっくり楽しむ
◯温度帯:10~16°C 幅広い温度で楽しめます
◯グラス:チューリップ型のグラス
◯お料理:鮪のタタキ、茄子の甘辛煮、中華料理全般
◯飲み頃:今~2030 年
◯飲みきり:抜栓から 1 週間ほど
(生産者資料より)
「Rosato 2024 Bis! Ripasso」
750ml 3,500円(税込)
このワインは、2015年に初めて仕込んだワインの一つ、Rosato 2015をイメージして仕込んでおります。
Bisは、イタリア語で「アンコール」という意味です。その名のとおり沢山の方のアンコールがあったための復刻です。ラベルもまた初年度のFAFシリーズのラベルをベースに制作しております。
ワインとしては、ロザリオビアンコやネオマスといった生食用の葡萄がベースになっており、そこにネコシリーズでもお馴染みのBucciに使用されている鈴木さんのマスカットベイリーAの搾りかすを、再度他のワインに浸漬させるという「リパッソ」という製法で仕立てております。そうすることで、奥行きやボリュームをプラスして、爽やかな白ワインという域には留まらない、いろんな花の香りや複雑味も増すワインになります。
今後もさまざまな伝統的製法を取り入れていきながら、それぞれのぶどうの個性に合わせて、より魅力的なワイン造りを続けて参りたいと思います。
【 ご注意ください 】
このワインの特徴を最大限に引き出すべく、乳酸発酵が終わる間際に瓶詰めしているため、若干ですが、舌の上でピリピリとしたガス感を狙って仕込んでおります。そのため、スパークリングまでとはいきませんが、グラスに注いだ際に、少しだけ舌にガスを感じ、グラスに気泡がつくことがございますが、異常ではありませんので、安心してお召し上がりください。
◯味わい:グアバ、洋梨、コリアンダー、レモンピール
◯シーン:青空の日にキャンプやバーベキューで!
◯温度帯:8~12°C
◯グラス:小ぶりなワイングラス
◯お料理:川魚の塩焼き、スパイスカレー、天ぷら、様々な炒め物
◯飲み頃:今~2028 年
◯飲みきり:抜栓から 3 日ほど
(生産者資料より)