今週の入荷情報をまとめて紹介!
カーブドッチ
「ふらみんご 2023」
750ml 4,950円(税込)
どうぶつシリーズは醸造家掛川の趣味にはしったワイン達。そのため通常のカーブドッチワインとは味わいが少し異なります。自園で収穫したぶどうを原料に、優しく体に染み入るようなワインを目指して造りました。
自社農園の樹齢20年以上のピノ・ノワールを使用し、体に染み入る優しい味わいを目指して造りました。
2023年は7月の終わりから9月中旬まで全く雨が降らない早生の赤品種にとっては非常に良い年。
これまで見たことがないほど黒々としたぶどうで病気もほとんど見当たらない最高の状態でした。
一方夜温が下がらず酸の値が低かった年でもあります。それを補うため発酵前に乳酸菌を軽く動かして余韻の酸とジワリとした味わいを付けました。
グラスから溢れるのはラズベリーやスミレ、腐葉土になめし革など砂質ならではの華やかな香り。
口に含むとボリューム豊かで柔らか、そしてジワジワと広がるうまみを持っています。
まだまだ若いですが今後を期待させる要素の多さをとても感じます。
抜栓直後は少し還元的で鉄っぽさや火薬感を感じてまだ固い印象がありますが、このワインにとってはむしろそれが良いアクセント。
時間とともに柔らかくスムースになっていくのでゆっくり楽しんでもらえれば幸いです。
(生産者資料より)
さっぽろ藤野ワイナリー
「NIAGARA Hasegawa Vineyard 2024」
750ml 2,420円(税込)
スパークリングを狙い、補糖し、耐圧瓶と王冠で瓶詰めを行なっておりますが、現在はまだ発泡感が弱く残糖の残るやや甘めの味わいになっております。現在でも微発泡のやや甘めのワインとしてお飲み頂けますが、今後の瓶内熟成が進む事により夏頃にかけて、炭酸ガスが徐々に強くなり、きめ細かく柔らかな泡と、ドライな味わいへの変化を感じて頂けると考えております。
北海道余市町登町「Hasegawa vineyard」産のナイヤガラを100%使用しました。
丁寧に栽培された7年目のナイヤガラをそのままホールバンチで優しく圧搾。一晩静置後、澱引きし、低温からゆっくりと醗酵を進めました。並行して一部、除梗し粒の状態でスキンコンタクトを行いました。低温環境下で醗酵管理を行い、優しく圧搾。共に野生酵母で醗酵を行なっています。醗酵終息後、ブレンドし補糖、ボトリングしました。今年も健全なブドウで仕込むことが出来たため酸化防止剤の添加はありません。
2024年の北海道は、春先からの天候も良く雪解けも順調に進みました。開花は例年より早く、葡萄樹の成長も順調に推移して行き、夏季に入ってからは雨量の少ない干ばつ気味の天候となりました。
熟期にかけては病気の兆候が房に多く現れる症状が顕著となりましたが、昨年のような鳥害に翻弄される事は少なく、収穫時期は集中しながら作業を進める事が出来たヴィンテージでした。
7年目の成木となった長谷川さんのナイヤガラは、今年もしっかりと粒の詰まった房を実らせ、収穫時期を見極めながら健全なナイヤガラを収穫していただきました。
優しい微発泡の泡とともに、白桃やパイナップル、マスカットのような優しく甘い香りが広がります。口に含むとプチプチとした繊細な泡とともに軽やかな酸が感じられ、和柑橘のような果実味と微かな苦みが広がり旨味やコクが心地よい余韻をもたらします。
現在は、炭酸ガスも穏やかな微々発泡でやや甘味を感じる味わいとなっておりますが、今後の瓶内熟成が進む事により、 炭酸ガスが徐々に強くなり、きめ細かく柔らかな泡と、ドライな味わいになると考えられます。
無清澄剤、無ろ過のため、にごりやオリ、自然の炭酸ガスが含まれることがありますが、品質に問題はありません。また酸化防止剤も無添加のため14℃以下での保存をお願いいたします。
(生産者資料より)
ヒトミワイナリー
「ソワフ ルージュ 2023」
720ml 1,980円(税込)
喉の渇きを癒すゴクゴク飲める Soif シリーズの赤。
【醸造人のコメント】
山形県産のマスカットベリーAのみを使用しました。
滋賀より約1ヶ月程度収穫の遅い山形のベリーAは、綺麗なアロマと冷涼な酸が印象的で、その美味しさを素直にワインに表したいと思い、ベリーAのみを使ってシンプルな仕込み方で醸造しています。
酷暑の影響により、例年ほど冷涼感のある酸はなく単調な印象ですが、滋賀のベリーAとは違った爽やかさがあり、軽やかな味わいに仕上がっています。
温度帯、グラス形状、そんなことは置いといて、まずはゴクッといっちゃってください!
(生産者資料より)
「マロデラ 2023」
750ml 2,530円(税込)
山形県産のデラウェアを使用した白ワイン。このワインで「まろ~っと気持ちのイイ顔」になっていただきたいです!
【醸造人のコメント】
山形県産の完熟デラウェアと早摘みしたデラウェア(通称青デラ)を使用しています。
デラウェアのワインは、瓶内でマロラクティック醗酵が生じることで美味しくなるとの考えの下、タンクでの熟成期間・瓶詰めのタイミングを決定しています。
2023年は酷暑の影響で、例年並に果皮が色づいた時には、既に酸がほとんど抜けた過熟な状態でした。簡単にブドウの状態を確認しに行くことが出来ない県外のブドウを扱う難しさを痛感した年になりました。
青デラのブレンド比率は例年並みですので、今までのヴィンテージに比べて、かなり厚みのある果実感とアルコールの高さが印象的な味わいになっています。
アルコールの高さから、味わいが落ち着くまでに時間を要したため、少し遅いリリースとなりましたが、待った甲斐がありました!「まろ〜っと気持ちのイイ顔」になっていただける味わいに仕上がったかと思います。
(生産者資料より)
清澄白河フジマル醸造所
「テーブルトップ デラウェア 2023」
750ml 2,860円(税込)
■ぶどうについて
山形県おきたま地区の農家さんから届いたぶどうで造りました。
23年はとても暑かったため例年よりも糖度がかなり高く、その代わり酸が控えめなのが特徴的でした。昼夜の寒暖差があまりなかったことが原因で完熟していても着色があまり進まなかったそうです。
ぶどうを食べてみると明らかに例年にも増してとても甘く、キャラクターの違ったワインが出来上がるのが楽しみでもあり、今までにはない特徴に試行錯誤した年でもありました。
■ワインについて
TabletopDelawareを造る際に一番大事にしていることは果実味と酸とのバランスです。23年のデラウェアは味わいに大きく変化のあった年でしたので、その年の味わいを醸造の段階でどのように微調整していくことができるかということを考えました。
大きく変化した味わいに焦るタイミングもありましたが、ワインの変化を見ながらゆっくりと待つことも大事だなと実感したヴィンテージでした。
様子を見ながら少しボトリング時期を遅らせ、最終的に雑味などもしっかりと落ち着いて味わいのバランスもクリアに感じられるようになりました。
今回は完熟デラ2:青デラ1の比率でブレンドをしています。
山形のデラウェアらしいライチやバナナのようなトロピカルで華やかな香りの広がり、口に含むと果実味と喉の奥できれいな酸を感じます。
Tabletop Delawareの特徴である華やかなアロマに果実味と心地よい酸の味わいを、2023年もしっかり感じていただける一本です!
(生産者資料より)
「テーブルトップ 橙色 2023」
750ml 3,300円(税込)
■ぶどうについて
山形県おきたま地区の農家さんから届いたぶどうで造りました。
23年はとても暑かったため例年よりも糖度がかなり高く、その代わり酸が控えめなのが特徴的でした。昼夜の寒暖差があまりなかったことが原因で完熟していても着色があまり進まなかったそうです。
ぶどうを食べてみると明らかに例年にも増してとても甘く、キャラクターの違ったワインが出来上がるのが楽しみでもあり、今までにはない特徴に試行錯誤した年でもありました。
■ワインについて
橙色を仕込む際に一番大事にしたいと考えているのが、香りの華やかさとしっかりと続く心地よい余韻です。今回も香りの部分で必要な要素はマセラシオンカルボニックの醸造方法で引き出しています。
23年は例年よりも熟度が高く果皮から抽出できるキャラクターがしっかりとあると感じたので、少しチャレンジではありましたがマセラシオンカルボニックで房ごと14日間密閉タンクで発酵、その後プレスしそこからさらにステンレスタンクで14日間の発酵を行いました。
味わいの余韻で大事になるのがこれとは別に仕込むスキンコンタクトのオレンジ。こちらは除梗破砕後開放タンクで18日~20日間発酵し、この2種類のオレンジをボトリング前にブレンドしてバランスを取っています。着色があまり進まなかったため、色調は控えめな橙色に仕上がったのも23年らしいキャラクターです。
橙色の特徴である杏仁・ラムネ・バナナのような要素にかすかにジャスミンのような爽やかな香りも感じられます。味わいは糖度の高さをしっかり感じられるような厚み、アフターには柑橘系の心地よい苦味とシトラス感が続きます。
橙色らしい飲み口の良さと同時に23年らしいふくよかなデラウェアの特徴をお楽しみください!
(生産者資料より)
レ・ヴァン・ヴィヴァン
「ベリーA 発光体 2024」
750ml 3,080円(税込)
山梨県産のマスカットベーリーAを購入して造った赤ワイン。開放型の木桶発酵槽(VAT)にて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。野生酵母で発酵が始まるのを待つ。3日目で発酵が始まり、発酵開始後ピジャージュは行わず酵母を活性化させるため軽めのルモンタージュ。(バケツで軽く上から液体をかける程度)室温も高く発酵温度も高かったので順調に発酵は進む。ノンピジャージュ、ノンルモンタージュ。仕込み始めてから約10日で発酵終盤にプレス。空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、果汁のみの発酵に切り替える。発酵終了後ステンレスタンクにて瓶詰めまで貯蔵。2回滓引きをして瓶詰め。仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。フレッシュな弾ける酸味とヌーヴォーらしい豊かな果実味のあるワイン。梅カツオ、ハーブ、シナモン、ジンジャーなどのニュアンスあり。酸がしっかりあるので数年置いて落ち着いてきてもベリーAの良さが際立つ。アルコール度数も低いので飲み疲れはしない。
年々本当に買いブドウの原料確保が難しくなってきている中でご縁があり幸運にも山梨県南アルプス市のベリーAで仕込むことができました。しかも私荻野(貴博)の実家から数分の所の畑のブドウです。遠い記憶ですが小学生の頃に同級生と遊んだ畑だったと思います。畑の管理がしっかり行き届いており、とても状態の良いベリーAを購入させていただきました。私のルーツがあるブドウで仕込むことができたこのベリーA発光体2024はとても感慨深いものとなりました。また、ボジョレーの蔵元で仕込みを経験できた2014年から丁度10年。ガメイとの共通点が多いベリーAをしっかりとヌーヴォーの造りに反映させる、2023年がベリーA発光体を仕込むことができなかったのでよりその思いを強くもって仕込みました。ガメイもベリーAも熟成させれば美味しいのは当たり前、それをヌーヴォーで出すことに意義があると思います。
(生産者資料より)